鈴鹿・三浦知良、５５歳誕生日に寅さん完コピ！本家と同じ生地で８０万円かけ制作

　日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）の鈴鹿ポイントゲッターズに所属する元日本代表ＦＷ三浦知良が２６日、５５歳の誕生日を迎えた。三重県内での練習試合で４０分出場後、映画「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎を模した姿で会見。年齢と同じ５５本のバラの花束とケーキを贈られ、笑顔を見せた。

　さすが、プロフェッショナルだ。腹巻きに帽子、スーツを羽織ったカズが会場に姿を現すと、会場からは笑い声が起きた。１月の入団会見で、自身も好きな「男はつらいよ　フーテンの寅」のロケ地が三重県内であることを明かし「『フーテンのカズさん』として、フラフラしてきれいな女性に出会えるようなシーンがあればいいね」と話していた。それを地で行く格好。生地などは本家と同じ素材を調べた上で半年かけ制作し「総額は毎年と変わらない」という推定８０万円の力作だ。劇中の口上を述べ「（誕生日に）いろいろなスーツを着てきましたけど（今回は）『フーテンのカズ』です」とニンマリだ。

　５５歳を迎え「今までと変わらぬ情熱で最後までやり通したい」と決意を語ったカズ。臨時コーチを務めたＶ川崎（現・東京Ｖ）時代の同僚・武田修宏氏（５４）にバラを手渡されると、さわやかに笑った。