【巨人】菅野智之、球団最多8度目の開幕投手へ 桑田投手コーチ「今日が自分の中でリミットだった」

スポーツ報知
シート打撃で中島宏之を遊ゴロに打ち取る菅野智之

 巨人・菅野智之投手(32)が5年連続で開幕投手を務めることが25日、最有力となった。那覇キャンプ打ち上げとなったこの日、初めてシート打撃に登板し、順調な仕上がりを披露。エースの頼もしい姿に、桑田真澄投手チーフコーチ(53)は具体名こそ避けたが、自身の中で開幕投手が固まったと明かした。3月25日の開幕戦(東京D)で迎え撃つのは中日。通算8度目の大役が正式に決まれば、上原浩治を抜き球団最多となる。

 リーグ優勝、日本一奪回への号砲を鳴らす大役は、5年連続で菅野に託されることが最有力となった。ちょうど1か月後に迫った開幕戦への思いを問われ「そこで投げるつもりで僕はいますし、それを逆算してスケジュールも自分で計算させてもらっている。体調面だけ気を使いながらやっていければ、問題ないかなと思います」と強い自負と意欲を示した。

 もともと大本命だったが、順調な仕上がりは群を抜く。この日は2イニングを想定してシート打撃に初登板し、中島、丸、大城に対して34球。安打性の当たりは丸に許した一発のみ。空振り三振も2つ奪った。エースの頼もしい姿に桑田コーチは「順調ですね。昨年よりもすごく状態はいいと思います」と絶賛。「今日の手締めが自分の中でリミットだったので、これで決めたいなと思います」と、開幕投手が固まったと明かした。

 今月上旬時点では開幕候補は「4人」とされ、菅野以外では山口、戸郷、高橋とみられていた。しかし、戸郷、高橋は24日の楽天戦で結果を残せず、山口もキャンプ前に新型コロナに感染した影響で調整が遅れている。順調なのはエースだけだ。桑田コーチは原監督や本人に伝えていないとして具体名は避けたが、それが菅野を指しているのは明らか。球団最多8度目の栄誉は、近日中に正式に通達されるとみられる。

 昨年は6勝7敗に終わり、雪辱を期す今季。キャンプで調整は一任されており、開幕を念頭に、計画的に準備を進めてきた。3年ぶりにキャンプ初日にブルペン入り、21日は111球を投げ、18年以来となる100球超えの投げ込みも解禁した。

 シート打撃では甘く入ったスライダーを丸に右中間へ運ばれた以外は制球もよく、逆球はほとんどなかった。一度マウンドを降り、2巡目は走者を一塁に置いての投球。大城を遊ゴロ、中島を遊ゴロ併殺に斬った。最後は丸からこの日最速144キロの直球で空振り三振を奪い、「思ったところに投げられているので、悪くないと思います」と手応えを得た。桑田コーチも「さすがでした。対応能力が素晴らしい」と、格の違いを認めた。

 今季初実戦は3月5日の日本ハム戦(札幌D)となる見通しで、数度週末の登板を重ねて、本番へ向かうとみられる。「自分自身の結果もそうですけど、しっかりチームとして良いチーム状態で開幕を迎えられるように」。強い思いを胸に、今年もチームを引っ張る。

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請