里見香奈女流四冠、17歳から保持した「女流名人」陥落「いつかは当然、負けてしまう」

スポーツ報知
連覇が12でストップした里見香奈女流四冠

◆将棋「第48期岡田美術館杯女流名人戦」五番勝負第4局(24日、関西将棋会館)

 ついに悲願成就―。第4局が24日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われ、後手の挑戦者・伊藤沙恵女流三段(28)が114手で里見香奈女流名人(29)=女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=に勝ち、シリーズ3勝1敗で女流名人の初タイトルを奪取した。里見が続けた女流棋戦史上最多連覇は12で終止符が打たれた。

 20代最後の番勝負で、力尽きた。里見はカド番からの逆王手を目指し、序盤は「うまく仕掛けることができた」が、61手目の▲2五桂の緩手から劣勢に。「攻め方がひどく、時間をかけた割に正解が指せず、悔やまれる」と、肩を落とした。

 17歳11か月で奪取し、12年間守った代名詞的タイトルの防衛失敗。「いつかは当然、負けてしまう。それは分かっていた」と敗退の事実を受け止めながらも、「長きにわたって保持していく中で、人間的に成長させていただくことも多かった」と、感謝も口にした。

 来月2日で30歳。13年ぶりとなる挑戦権を争う4月からのリーグ戦には、加藤桃子清麗(26)も参戦。西山白玲・女王もリーグ入りへ王手をかけている。戦いがさらに激化する中、里見は新章を描き始める。(筒井 政也)

将棋・囲碁

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×