悲願の初タイトル 伊藤沙恵女流名人「ようやく親孝行できた」一問一答

スポーツ報知
石本さくら女流二段(左)から花束を受け取る伊藤沙恵・新女流名人(カメラ・谷口 健二)

 将棋の伊藤沙恵女流三段(28)が24日、大阪・関西将棋会館で指された第48期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第4局で、里見香奈女流名人(29)=女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=に後手の114手で勝ち、3勝1敗で女流名人を獲得した。タイトル挑戦9度目での初戴冠。以下は対局終了後の報道陣とのやり取り。

 ―初タイトルだ

 「全然、実感がわかないですね。なんか、すごい長かったなあっていう感じはします。苦しかったので。挑戦は、そんなに経験できることじゃないのでうれしいんですけど、やっぱり負けるとキツいので。今回は結果を残せてよかったなって本当に思います」

 ―お母様も喜んでいる

 「応援、サポートをしてくれて、すごく感謝しています。ようやく親孝行できたなって思います」

 ―第4局はどういう気持ちで臨んだか

 「やっぱり、いつも通りに指したいなと。タイトルを意識せずに集中したいなと思っていました」

 ―奪取の原動力は

 「応援してくれてる方々の存在が自分にとって、本当に大きくて。あと、やっぱり家族とか、師匠(屋敷伸之九段)とか。師匠とはこの棋戦をきっかけに、よくお話をするようになって」

 ―9度目の挑戦が実った

 「端から見たら、いっぱい挑戦していて、すごく調子が良いのかなって思われているのかもしれないですけど、結構キツかったです。里見さんとばかり顔を合わせることも。すごくありがたいはずなのに、全然前向きな気持ちになれなかったですね。でも、応援してくれてる方々の声がすごく伝わってましたので、やはり結果を残したかった。これだけ挑戦しても取れてないっていうのも、逆に珍しいというか」

 ―木村一基九段は7度目の挑戦で王位を奪取した

 「すごい方々と比べられるほどの立場ではないので、何とも言えないんですが、ただ、やっぱり自分ができるだけのことはしたいなと思いましたので。それがいい方向に、今回は形となったのかなと」

 ―第3局(2月6日・千葉)は完敗だったが

 「3局目は見せ場が作れなくて、早い段階で形勢を悪くしてしまった。2月に入ってから勝ってなくて。これじゃダメだなあっていう感じだったんですけど、師匠に勇気づけられたんですよね。少しは恩返しになったかなと思います」

 ―大のディズニーファンだとか

 「今も好きですね。特定のキャラクターっていうより、全部好き。きっかけみたいなのはなかったんですけど、作品を見たり、テーマパークに行くと、なんかハッピーな気持ちになれるので」

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