将棋・女流名人V13ならず…里見香奈、四冠に後退も「人間的に成長させていただいた」

スポーツ報知
敗れた里見香奈女流四冠(カメラ・谷口 健二)

 将棋の第48期岡田美術館杯女流名人戦五番勝負第4局(主催=報知新聞社・日本将棋連盟、特別協賛=(株)ユニバーサルエンターテインメント)が24日、大阪市福島区の関西将棋会館で指され、里見香奈女流名人(29)=女流王座、女流王位、女流王将、倉敷藤花=は後手の挑戦者・伊藤沙恵女流三段(28)に114手で敗れ、シリーズ1勝3敗で防衛に失敗した。

 昼食休憩明けまでは互角だったが、自身の緩手で一気に劣勢に。「序盤はうまく仕掛けることができたかなと思ったが、だいぶ攻め方がひどくて、時間を使った割に正解が指せなかった。そこが悔やまれる」と残念がった。

 20代最後の番勝負戦だった。17歳11か月だった2010年から保持した自身の代名詞的タイトルだったが、V12でストップ。女流四冠に後退した。開幕から2連敗した今シリーズを振り返り「スタートダッシュが悪く、だいぶ乱れてしまった。自分の弱さかなと思いました」。5年前には2敗からの3連勝で大逆転を決めたが、今期はタイに持ち込めず。「いつかは当然、負けてしまうことは分かっていたが、長く保持する中で、人間的に成長させていただくことも多かった。感謝しています」と話した。

 3月2日で30歳に。伊藤への挑戦権を争う、13年ぶりのリーグ戦は4月に開幕する。「振り飛車には厳しいといわれる時代ですが、自分の個性が出せる将棋を指していきたい」と、ゴキゲン中飛車は貫いていく構えだ。

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