村岡桃佳主将、北京パラの結団式で決意「皆を明るい気持ちで引っ張っていきたい」

スポーツ報知
結団式に出席した(左から)森和之日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会会長、桜間裕子副団長、河合純一団長、主将の村岡桃佳、旗手を務める川除大輝

 北京パラリンピックの日本選手団結団式が24日、都内で行われた。主将を務めるアルペンスキーの村岡桃佳(トヨタ自動車)は会見で「いつもの私らしく、笑顔で明るく楽しみながら前に立って進んで行けたらと思っています」と決意を語った。

 18年平昌パラリンピックで、女子大回転の金など5つのメダルを獲得した村岡は、昨夏の東京パラで陸上に挑戦。T54(車いす)女子100メートルで6位に入った“二刀流”だ。しかし今年の1月17日、スキー練習中に転倒し、右肘のじん帯を損傷した。主将の話が村岡の耳に届いたのはその直前で「けがをしたタイミングでもあったのですごく悩みましたし、私に大役が務まるのか不安もありました」と漏らす。ただ「お話を頂いて、周りの方々からの期待も感じ、うれしく思いました」と承諾を決意。今月中旬には雪上練習にも復帰し「皆を明るい気持ちで引っ張っていきたい」とやる気をみなぎらせた。

 3月4日に開幕する同大会に、日本は全6競技中、4競技に29選手が出場。結団式には森和之会長、河合純一団長、桜間裕子副団長、主将の村岡、旗手でクロスカントリースキーの川除大輝が登壇し、その他の選手はオンラインで出席した。

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