東京映画記者会(スポーツ報知など在京スポーツ7紙で構成)が選ぶ「第64回(2021年度)ブルーリボン賞」が23日、決まった。授賞式は、昨年に続き中止となった。
「サマーフィルムにのって」(松本壮史監督)で時代劇好きの映画部員、「由宇子の天秤」(春本雄二郎監督)で予期せぬ妊娠で戸惑う女子高生を演じた河合優実(21)が新人賞に輝いた。
「受賞を聞いて、本当にびっくりしました。歴史ある賞なので、ありがたいなと思います」。自然体の演技が魅力の21歳は「最初から緊張は全然しなかった。基本、物おじしないタイプ。週3くらいで『落ち着いてるね』と言われる」というマイペースな性格が強み。幼少期からダンスに親しみ、「体で表現して、人が笑ったり、泣いたり、感動してくれるのが楽しい」。
今年も25日公開の「愛なのに」(城定秀夫監督)など出演作が続々と控えている。「もう一個、リミッターを外して飛び込んでいけそうな気持ちがある。怖がらずに挑戦していきたい」と前に進み続ける。