日本代表ロコ・ソラーレ、凱旋試合で「ありがとう」伝える…地元・常呂町で5月に日本選手権

スポーツ報知
北京五輪で獲得した銀メダルを手にするロコ・ソラーレの(左から)石崎琴美、藤沢五月、吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美(日本カーリング協会提供)

 北京五輪のカーリング女子で、前回大会の銅を上回り、史上初の銀メダルを獲得した日本代表「ロコ・ソラーレ」の5選手が23日、オンラインで取材に応じ、チームメート、サポートしてくれた関係者、地元、応援してくれたファンへ感謝の言葉を並べた。スキップの藤沢五月(30)は、チームの練習拠点でもある北見市常呂町で開催される5月の日本選手権が、凱旋試合になると明かした。常呂から日本全国へ、ロコのカーリングで「ありがとう」を伝える。

 ロコの5人だけでは、五輪の決勝までたどり着くことはできなかった。長期海外遠征、五輪を終えて5か月ぶりに21日に帰国し、2日が経過。改めて大会を振り返り、全員の胸にあったのは「感謝」の思いだった。藤沢は「悔しい思いもありながら、うれしさもあり。感謝の気持ちを一番、大きく抱いた大会」と総括。サード・吉田知那美(30)は「不思議な17日間だった。より弱く、かっこ悪く、ダサくても、やりたいカーリングを突き詰めれば、メダルを手にできる」と、自信を深めて帰ってきた。

 五輪切符をつかむまで、切磋琢磨(せっさたくま)し、高め合ってきた国内チームへの感謝も忘れない。五輪出場への第一歩となった昨年9月の日本代表決定戦で戦った北海道銀行(現フォルティウス)、コロナ禍で海外遠征に行けない時、国内で相手をしてくれた男女の国内チームがいなければ、強くなれなかった。セカンド・鈴木夕湖(30)は「絶対悔しい思いはある中で、こんなに全力で応援してくれて。日本で勝ち取れたメダル」と強調した。

 何より、チーム創設者・本橋麻里代表(35)の存在を欠かすことはできない。銅メダルを獲得した18年平昌五輪後、「カーリングするのがつらくなった時期もあった」(吉田知)と、表に見えない部分で選手らは葛藤してきたが、本橋さんが支えてくれた。リード・吉田夕梨花(28)は「日本には麻里ちゃんがいて、すごい好きなチームで好きなカーリングをできたことは、結果以上に誇り」と、恩人に感謝した。

 英国との決勝戦の後、藤沢は「私が自分に声をかけるとしたら『絶対いつかまたこの舞台に戻ってこい』と言うと思う」と、金への再挑戦を誓った。再スタートとなる次戦は、現時点で5月の日本選手権(アドヴィックス常呂カーリングホール)になる予定で、新設されたパンコンチネンタル選手権(11月)の代表選考会を兼ねる。感謝の思いが詰まった最高のプレーで、最高の凱旋試合にする。(小林 玲花)

 スキップ・藤沢五月「最後は負けてしまったんですけど、最後までチーム全員で戦い切れたこと、すごく感謝しています」

 サード・吉田知那美「泣いた次の日くらいには、たくさんの励ましのメッセージが来ていた。みなさんに感謝の気持ちでいっぱい」

 セカンド・鈴木夕湖「少し気持ちも落ち着いてきた。私は改めてとっても周りの人に恵まれているなと感じた」

 リード・吉田夕梨花「悔しいんですけど、私にとってすごい宝物のうちの1試合になった。私にとって大きなメダル」

 リザーブ・石崎琴美「健康で、アイスに立っている4人がけがなく、無事に終われてほっとしています」

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