【ロッテ】佐々木朗希、今季は1年間ローテ 中6日解禁、次戦26日西武戦先発へ

打者が打たない打撃投手を務めた佐々木朗希
打者が打たない打撃投手を務めた佐々木朗希

 ロッテの佐々木朗希投手(20)が登板間隔のリミッターを解除してエース級の調整を進めることが21日、決まった。今季初実戦となった19日の練習試合・日本ハム戦(名護)で最速163キロを計測して2回無失点と好投。井口監督は次回登板について中6日かと問われ「と思います。高知で投げます。朗希に関しては」と26日の練習試合・西武戦(高知・春野)に先発する方向であると明言した。

 2年目の昨年は5月にデビューし、球団方針で中10日以上の間隔を空けながら先発。10月14日オリックス戦(京セラD)にプロ初の中6日で先発し、6回無失点で白星を挙げた。これが唯一の中6日だった。シーズントータル11登板で3勝2敗、防御率2・27。パ最年少20歳0か月でCS初戦(楽天戦)に先発し6回1失点、10奪三振でチームの勝利に貢献し、着実に階段を上った1年となった。

 そんな怪物について、井口監督はオフから「来季は1年間先発ローテで回ってもらわなくちゃ困る。その中で結果を出すのが彼の課題」と話すなど、年間フル回転を期待。朗希はそれに応えるように今キャンプ序盤から順調に調整を進めていった。19日の日本ハム戦で160キロ台を連発して周囲を驚かせ、高い制球力も見せて進化を印象づけた。

 井口監督は「イニングをまたどんどん増やしていってもらう感じです」と話していて、中6日で26日の西武戦先発が実現した場合は3イニングとなる見込み。今後も中6日程度で登板していく。開幕投手の有力候補にも挙がる佐々木朗が春先から全快モードで準備を進める。(片岡 優帆)

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