ロコ・ソラーレ代表理事・本橋麻里氏が日本の銀メダルに「考える力は成熟度が増している」今後は「組織力」強化

スポーツ報知
本橋麻里氏

 北京五輪女子カーリング日本代表ロコ・ソラーレのチーム代表理事を務める本橋麻里さんが21日、オンラインで取材に応じ、同大会で過去最高成績の銀メダルを獲得したメンバーをねぎらった。

 2018年平昌五輪の銅メダルに続く2大会連続となる表彰台。日本からエールを送った本橋さんは試合後、テレビ局回りで多忙なメンバーとはまだ連絡を取っていないというが、「帰ってきたら隔離期間に入るので、『お疲れさま』、『おかえり』という言葉が自然に出てくると思います」。

 今大会で特に印象に残ったのは決勝進出にもつながった準決勝のスイス戦(8〇6)。「努力して良かったと心から思ってプレーしていた。ああいう試合があの場でできたのは宝物だなと思って見ていた」と振り返った。前回の平昌五輪ではフィフス(控え)としてチームを支えた。今回はチームから「一歩離れた立場」から見つめて「元々、考えるカーリングをしようということをベースで選手、コーチともに取り組んできたが、その考える力は成熟度が増していると感じた」と4年間の成長に実感を込めた。

 スキップ・藤沢五月が大会中右手甲に自分へのメッセージを記していた。「自信」や「感謝」本橋さんの名前「麻里ちゃん」という文字もあった。「カーリングは発言や態度、プレースタイルも全て相手よりもチームに影響を与えることは選手たちも痛いほど分かっている。チームで仲良くというレベルではないところで戦っている。チームで戦うボーダーラインの高い中、そこに気持ちも体もスキルも全て持っていくためにさっちゃんは自分へのエールだったり視界に見えるようにしていたと思う。選手たちはいろんな形で自分を鼓舞するきっかけは試合前に作っていた」と話した。

 フィフス(控え)の石崎琴美は10年バンクーバー五輪ではチームメートとしてともに戦っている。石崎は43歳で、14年ソチ五輪ジャンプ団体銅メダルの葛西紀明の41歳を更新する冬季五輪日本人最年長メダリストとなったが、「世に出るニュースとしては最年長ってすごいキャッチーだなと思うけど、そこではなくて。琴美ちゃんがチームに情熱をささげてくれた瞬間からチームが成長できて銀メダルに結びついた」とたたえた。

 銀メダルから一夜明けて既に先に目を向けている。「喜ぶのが半分と次に何をするのかが半分。昨日は喜びに浸っている時間があったけど、今朝起きると法人、選手として何をすべきか考える時間に入った」。決勝では英国に3―10で敗戦。そこに「組織力」の差があると分析。30年札幌冬季五輪の招致を目指しているが、「札幌に決まったら、そこに選手を出せるようにバックアップ態勢を整えたい」と見据えた。

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