J2大宮のMF大橋尚志が17日、オンライン取材に応じ、19日・横浜FC戦(ニッパツ)で開幕する今季への意気込みを語った。
今冬にJ2金沢から新加入した183センチの25歳ボランチ。「自分のストロングは運動量や守備のところ。ボールを奪って攻撃につなげる、相手の攻撃の芽をつぶすところは注目して見てほしい」と呼びかけた。
沖縄キャンプや練習試合では、4―3―3布陣で中盤底のアンカーでプレー。「今まで中盤3枚はやったことない。アンカーのイメージはなかった」という大橋だが、「真ん中のポジションなので人を動かしたり、運動量も必要になる。全部ができないとダメなポジションで、(霜田正浩監督から)『全部やってほしい』と言われている。攻撃も守備も人を動かすところも全部レベルが高いところに持っていきたい」と決意を語った。
鹿島の下部組織を経て、2015年にトップチームに昇格した。在籍2年間でリーグ戦出場はなかったが、「練習でも勝負に対するこだわり、球際の迫力をすごく感じた。試合をメンバー外で見てる時、ロッカールームで(選手が)意見をぶつけあうシーンを何度も見た。勝ちに対する執着はすごく感じた」。常勝軍団で経験した勝利のスピリットを常に胸に刻んで見せる熱いプレーが真骨頂だ。
落ち着いた口調で、自身を「人見知り」と語る大橋。好きな歌手には、意外にも長渕剛を挙げる。両親の影響で幼少期から楽曲を聴いていたそうで「父も母も好きで、聴いているうちに好きになった。曲が好きです。一番好きな曲は『Myself』。曲を聴いたら刺激になります」。自身が生まれるより前の90年に発表された名曲をこよなく愛する、渋~い一面を明かした。
5年間プレーした金沢から移籍し、新天地で迎える今季へ「より多くの試合に絡んでチームの勝利につなげることが目標です」。ピッチのど真ん中で、J1昇格を目指すチームを支えていく。