宇野昌磨、来季フリーで世界最高難度プログラム挑む…新構成案「練習し始めている」

練習する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)
練習する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

 フィギュアスケートの団体と男子個人で、銅メダルを獲得した宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=が16日、サブリンクでの練習後、取材に応じ、来季のフリー新構成案を明かした。

 15日の練習ですでに初披露した内容は、基礎点が1.1倍になる後半に4回転フリップ、4回転トウループ―3回転ループを組み込んだもの。「来季にやれたらなと思って練習し始めている」と構想を語った。

 全7本のジャンプの基礎点は、今大会の81.33点から3.69点アップの85.02点。金メダリストのネーサン・チェン(22)=米国=の84.14点をも上回る“世界最強級”の高難度プログラムだ。

 北京のフリー「ボレロ」に合わせた、この日の曲かけ練習では、後半のフリップは何とか耐えて着氷し、4回転トウループ―3回転ループは2本目で転倒。少しずつ、手応えをつかんでいた。

 男子個人で銀メダルを獲得した鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ・星槎=と連日、練習している。18歳の後輩は、宇野が苦手とする4回転サルコーで、GOE(出来栄え点)を4点以上を引き出すなど得意としていて、「僕も優真くんみたいなサルコーが跳べれば、フリーがめっちゃ楽になる」。後輩から刺激を受け、ジャンプを磨き続ける。(小林 玲花)

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