NHK・Eテレの幼児向け番組「おかあさんといっしょ(月~土曜・前7時45分)の21代目の「歌のお姉さん」を務める小野あつこが4月2日の放送をもって卒業することとなり、16日、オンラインで取材会に出席。22代目の「歌のお姉さん」として、ながたまやがお披露目された。
2016年から「あつこお姉さん」として同番組に出演してきた小野は「とても濃い6年間だった」としみじみ。近年はコロナ禍のため子供たちと一緒に収録をすることがかなわなくなったが「支え合い励まし合いながら、明るい曲を歌って、子供たちに届くようにやってきました。私の人生の宝物です」と涙ながらに感謝した。今後は栄養学の勉強をしながら子供たちに歌を届ける活動を続けていくという。
5年間コンビを組んだ「歌のお兄さん」の花田ゆういちろうは「毎日一緒に歌って、友人より家族よりも濃い5年間でした。出会えたことが幸せ」と感謝。「近い将来、一緒にまた歌える日を楽しみにしています」とはなむけの言葉を贈った。
新しい「歌のお姉さん」となる、ながたは都内の音大で声楽を学んでおり、今春大学を卒業予定。「歌うことが大好きで、幼稚園のころからお姉さんになるのが夢だったので信じられない気持ち」と感無量の様子で「歴代のお兄さん、お姉さんがつないできた番組の重み、責任を感じつつ、笑顔あふれる時間にしたい」と意気込みを語った。
4月2日の放送では、小野が卒業のあいさつを行い、ながたを呼び込む予定。本格的なデビューは週明けの4日からとなる。また「おかあさんといっしょ」はこの春より、夕方の再放送の時間が午後6時のスタートに繰り下がることが発表されている。