フィギュアスケート女子でトリノ五輪4位の村主章枝さんが16日、フジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜・午前11時55分)にリモート出演し、北京五輪代表の15歳・カミラ・ワリエワ(ROC)に発覚したドーピング問題について私見を語った。
番組では一連の経緯をVTRで紹介。村主さんは自身もロシアで2年間、練習していた経験から現地の経済事情についても言及。貧富の格差が激しく、フィギュアスケートの選手でも練習着を買うこともできないほど困窮している人もいると紹介。活躍をすると「高級車がもらえたり、家がもらえたりということが過去にありましたので、選手1人の生活だけではなく、親戚一同、チーム全体の生活がかかってくるとなりますと、やはりそういうドーピングとか、決してしてはいけないんですけれども、皆さんが必死にメダルをとらせるためにありとあらゆる手を使ってくるという状況というのは…まあ、想像できるのかな、という感じはします」とコメントした。
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は14日、15日のショートプログラム(SP)から始まった個人種目に引き続き出場することを認める裁定を発表。しかし国際オリンピック委員会(IOC)はワリエワが3位以内に入った場合、フラワーセレモニー、メダル授与式は実施しないと発表した。