日本の銀メダルは極限の状況で攻めた結果 隊列は世界一だった…女子団体追い抜き 白幡圭史さんが分析

スポーツ報知
銀メダルを獲得した(右から)高木美帆、佐藤綾乃、高木菜那(ロイター)

◆北京五輪 ▽スピードスケート(15日・国家スピードスケート館)

 女子団体追い抜きで、日本は銀メダルを獲得した。佐藤綾乃(ANA)、高木美帆(日体大職)、高木菜那(日本電産サンキョー)で挑んだカナダとの決勝。リードして迎えた最終コーナーで高木菜が転倒し、逆転を許した。スピードスケートで日本初の連覇は逃したが、2大会連続の表彰台。五輪3大会に出場した白幡圭史さんがレースを解説した。

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 日本の銀メダルは攻めた結果です。前回の平昌五輪から変えて補欠の押切選手を起用せず、決勝まで全レースを同じメンバーで挑みました。菜那選手は美帆選手と先頭が替わる交代を重ねる中で、最終コーナーでは足に疲労がたまっていたと思います。決勝前に3位決定戦があり、氷は傷ついていた。そういった極限の状況で氷に足をとられることはよくあることです。

 レース中、選手は目視で相手の位置を把握しています。カナダは日本より1回交代が少ない戦術をとる。その上、終盤に先頭を滑る今大会2種目でメダルを獲得していたワイデマン選手がペースを上げてくることも分かっていた。少なからず焦りもあったかと思います。ただ、隊列は平昌大会より洗練され、世界一でした。菜那選手は前回女王として臨む19日のマススタートで頑張ってほしい。美帆選手も疲労はあると思うが、適応能力は十分。最後の種目、17日の1000メートルで金メダルを期待したいです。(02年ソルトレークシティー五輪男子1万メートル4位入賞)

 ◆白幡 圭史(しらはた・けいじ)1973年10月8日、北海道・釧路生まれ。48歳。釧路商高から専大を経てコクド入社。92年アルベールビル五輪に初出場。95年の世界選手権総合2位で日本初のメダルを獲得。98年長野五輪5000メートル7位。02年ソルトレークシティー五輪で日本男子長距離史上最高の4位入賞。五輪後に現役引退した。

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