銀の高木美帆は後半でもう1段階スピード上がった 1000Mでも狙える…大菅小百合さんが分析

スポーツ報知
500Mの高木美帆の滑り

◆北京五輪 ▽スピードスケート(13日・国家スピードスケート館)

 13日の女子500メートルで、高木美帆(日体大職)が37秒12で2位に入り、1500メートルの銀に続いて今大会二つ目のメダルを獲得した。通算では夏冬の五輪を通じて日本女子最多の5個に並んだ。トップとは0秒08差だった。郷亜里砂(イヨテツク)が37秒983で15位、前回平昌大会を制した小平奈緒(相沢病院)は38秒09で17位に終わった。エリン・ジャクソン(米国)が37秒04で金メダル。同種目、前日本記録保持者の大菅小百合さんが高木美らの滑りを解説した。

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 高木選手は、最初の100メートルを10秒41で通過したことが自己ベストを0秒10更新する好タイムにつながりました。スタートの反応が良く、そこから体勢が起き上がったり、つんのめることもなく、姿勢を保って前にスムーズに加速。最初の100メートルを良い形で入れたことでスピードに乗り、得意とする第1コーナーでの加速力にもつながりました。

 アウトスタートでしたが、バックストレートで前を行く同走のバネッサ選手をしっかり追えていました。元々、後半に強い選手ですが、もう1段階スピードが上がっていて、最後までスピードを落とさずに滑り切れました。チャレンジャーとして臨んだ500メートルでしたが、完璧なレースでした。銀メダル獲得のうれしさはレース後の表情からも伝わりました。最後の1周もスピードが出ており、最後の個人種目、17日の1000メートルにも生きてくると思いますし、金メダルを狙える戦いができると感じました。

 小平選手は最初の100メートルで10秒72かかってしまいました。500メートルは最初の部分でつまずくと完全にスピードに乗るのが難しく、立て直しがきかない距離でもあります。1000メートルに向けて、小平選手は気持ちの切り替えが大事。実力のある選手なので新たな気持ちでスタートラインに立つことができれば、上位を狙っていけると思います。(女子500メートル前日本記録保持者、夏冬五輪3度出場)

 ◆大菅 小百合(おおすが・さゆり)1980年10月27日、北海道・標津町生まれ。41歳。白樺学園高から99年に日本電産サンキョーに入社。五輪は02年ソルトレークシティー大会で初出場。06年トリノ大会は500メートル8位。07年に500メートルで当時の日本記録となる37秒51をマーク。トレーニングの一環として行っていた自転車でも04年アテネ五輪に出場。06年に大和ハウス工業へ入社し、11年6月に現役を引退した。

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