北京五輪の現地取材班の記者日記では、スポーツ報知記者の見た、聞いた、感じた!を届けます。
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「どうしよう」「今日もダメだった」。報道陣の間で毎日のように落胆の声が聞こえてくる。話題の主はパンダをモチーフにした北京五輪のマスコット「ビンドゥンドゥン」。メインメディアセンター(MMC)の公式ストアには連日、グッズを買い求める100人以上の列ができている。毎朝バスの乗り継ぎの時間にのぞいては、列の長さにすごすごと引き返している。
他社の記者も、日に日に増えるお土産のリクエストに弱り果てていた。仮に数時間かけて並んでも、人気グッズは売り切れている模様。「来週入荷するようだよ」「いや、20日まで買えないらしい」などさまざまなうわさ話も流れている。残り1週間、出会える日は来るのだろうか。(直)