【日本ハム】石井一成、ビッグボスの「打てる感じがした」4番抜てきに応えた練習試合で2ラン

スポーツ報知
4回、右越え2ランを放つ石井(カメラ・泉 貫太)

◆練習試合 楽天6―2日本ハム(13日・金武)

 日本ハムのビッグボス新庄剛志監督(50)が13日、“勘ピューター”を発動させた。楽天との練習試合(金武)で、プロ5年間で通算12発の石井一成内野手(27)を「何か打てる感じがした」と4番起用。試合には敗れ対外試合3戦目で初黒星を喫したが、石井が4回1死一塁から、起用に応える一時逆転の右越え2ランを放った。常識にとらわれない指揮官に組み上げられる“ビッグボス打線”の全容はまだ見えてこない。

 甘く入ってきた変化球を、石井は力感なく振り抜いた。理想的な角度で上がった打球が、そのまま右翼フェンスを越える。1点を追う4回1死一塁、楽天の2番手・西垣の失投を捉え、一時逆転となる2ラン。ベンチ前で迎える選手たちの最後尾、体の前で手のひらを上にして待っていたのは、石井を4番で起用した笑顔のビッグボスだった。

 “勘ピューター”が働いた。プロ5年間で通算12発。主に下位打線を担ってきた石井を、新庄監督は4番に置いた。

 「4番石井君どう? 何か打てる感じがしたんですよね。昨日のバッティングを見ていて、バットの角度がいい感じ。これからもちょっと振りのいい子をちょっと、スタメンの中に入れていきたいなと思っています」

 その説明には根拠があった。阪神との練習試合(名護)があった11日、かねて来てほしいと希望していた元広島の前田智徳氏の姿をスタンドに見つけると、手招きしてグラウンドへ招き入れた。その前田氏に指導を受けた石井は、阪神戦でいきなり2安打。指揮官は「前田君が来る前のスイングは、ちょっと(バットが)下に潜り始めていた。今、こういう(上から叩く)スイングに変わったの。本人は今までと力の入れ具合は一緒だけど、バットの出方であれだけ飛んだというのを分かったんじゃないですかね」と“臨時コーチ”効果に感謝した。

 石井も「バットが前より素直に出てるような感じ。あまり体を振らなくても、効率よくボールに伝わってる感じがします」と手応えを口にした。この日は“ガラポン”ではなかった打順決定について「ガラガラの日と、ガラガラではない日がある。ビジターだと、ガラガラする暇がない。ホームだと、盛り上がっていたね、この前のガラガラ」と笑ったビッグボス。遊び心と鋭い野球眼を融合し、唯一無二の“ビッグボス打線”を作り上げる。(山口 泰史)

 ◆石井 一成(いしい・かずなり)1994年5月6日、栃木県生まれ。27歳。作新学院高で2年夏から3季連続甲子園出場。早大では3年春に遊撃手でベストナイン。4年時に主将を務めた。16年ドラフト2位で日本ハム入団。昨季は111試合に出場も9月に左足骨折。182センチ、80キロ。右投左打。推定年俸2500万円。

ベンチで選手と共に盛り上がるビッグボス

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