男子スピードスケートのラスト2組フライング判定は微妙 スロー映像でも動いているように見えない 

◆北京五輪▽スピードスケート(12日・国家スピードスケート館)

 男子500メートルが行われ、森重航(21)=専大=が34秒49で銅メダルを獲得した。今季W杯初参戦で初優勝するなど一気に台頭した新星が、かつて日本のお家芸だった種目で10年バンクーバー五輪銀の長島圭一郎、銅の加藤条治以来、通算10個目のメダルをつかんだ。村上右磨(29)=高堂建設=は34秒57で8位。日本記録保持者の新浜立也(25)=高崎健康福祉大職=はスタート直後のミスが響き、35秒12でまさかの20位に終わった。高宇亭(中国)が34秒32の五輪新記録で同競技中国勢初の優勝を果たした。

 スピードスケートでは完全に静止した状態でスタートラインに立ち、ピストルが鳴る前に体が少しでも動けばフライングとなる。2回繰り返せば失格だ。判定するのはピストルを打つ審判。ただ、今回のラスト2組の判定は微妙に思えた。特に新浜の最終組は同走のローラン・デュブルイユ(カナダ)への判定だったが、スロー映像で確認しても動いているようには見えなかった。

 フライングの判定を受ければ、スタートの瞬間まで極限に高めた集中力も一度リセットされてしまう。新浜は否定したものの、2回目のスタートのミスにも少なからず影響はあっただろう。優勝候補の一角だったデュブルイユも4位と伸びなかった。上位2人が五輪記録を上回ったハイレベルなレース。森重も含めて強豪がそろったラスト2組で、勝負を左右したとすれば少し残念な思いだ。(スピードスケート担当・林 直史)

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