西武のドラフト1位、2位左腕の隅田知一郎(ちひろ)投手(22)=西日本工大=と佐藤隼輔投手(22)=筑波大=が12日、シート打撃に初登板。ともに打者5人に対して3三振を奪い、上々の仕上がりぶりを披露した。
まずは隅田だ。古賀、岸を連続三振に仕留めると、本塁打王2度の山川は外角直球で詰まらせて中飛に。球速は最速147キロほどだったが「右打者の外角に強い球を投げられました。いかにストレートを速く見せて差せるか」とうなずいた。佐藤も負けていない。最速149キロの直球を軸に、19年パ・リーグ首位打者の森を外角直球で見逃し三振に切って取った。「自分のベストの直球を投げることができました」と振り返った。
この日は2球団のスコアラーが視察したが、オリックス・渡辺スコアラーは「2人とも真っすぐが強いいい投手」と評価。先発ローテーション入りへ、視界は良好だ。(秋本 正己)