フィギュアスケート男子の公式練習が12日、サブリンクで行われ、団体戦と個人で銅メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)が3月の世界選手権(フランス・モンペリエ)に向けて再始動した。この日は午後4時50分から35分、5時35分から35分の計70分、氷上で練習した。
2枠目の練習では4回転トウループ―3回転ループ、トリプルアクセル(3回転半)―4回転トウループにトライし着氷。初披露した4回転トウループ―3回転ループについては「(昨年12月の)全日本前にもやっていたけど、ケガをして右足が使えなくてやっていなかった。今日から大丈夫そうなので再開しました」と話した。新たな武器になりそうだ。
3回転半―4回転トウループについては「みなさんが見ているんで、楽しくなってやっただけです」と笑顔だった。
1枠目の練習では4回転4種類5本の高難度構成で、試合ではミスがあったフリー「ボレロ」の曲かけをノーミスで滑りきった。
4回転ループ、4回転サルコー、4回転フリップ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、後半の4回転―3回転の連続トウループ、4回転―2回転の連続トウループ、3回転半―オイラー―3回転フリップの7回のジャンプをすべて決めた。
練習後には「何も言わないでください…試合でやれよ! って」と苦笑いだった。