将棋の藤井聡太竜王(19)=王位、叡王、棋聖=が渡辺明王将(37)=名人、棋王=に挑戦している第71期王将戦七番勝負第4局が12日、東京都立川市のソラノホテルで前日から指し継がれ、2日制対局の2日目が行われている。
3連勝の藤井竜王は史上最年少・4人目の五冠に王手を掛けて臨んでいる。後がない渡辺王将は反撃の1勝を目指している。
午後1時半、昼食休憩を終えて対局が再開された。盤上はまだまだ互角と言っていい形勢だ。
昼食注文は渡辺王将が「霜降り和牛の手捏(こ)ねハンバーグ(グレイビーソース)」で、藤井竜王は「国産牛のタンとほほ肉を柔らかく煮込んだハヤシライス」だったが、竜王はさらにスイーツ「和栗とマダガスカル産バニラのモンブランプリン」も注文。通常なら午後3時のおやつ時にオーダーするようなメニューだが、盤上が切迫する状況を予想したのか、ランチの中に組み込むことで早めに注文する新手を放った。