2大会連続メダル獲得の宇野昌磨の弟・樹さん手記…平昌五輪後からの4年で感じた兄の変化

弟・樹さん(右)と仲良く肩を組む宇野昌磨(写真は樹さん提供)
弟・樹さん(右)と仲良く肩を組む宇野昌磨(写真は樹さん提供)

◆北京冬季五輪 ▽フィギュア男子フリー(10日・首都体育館)

 日本勢が2大会連続のダブル表彰台を決めた。男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位から出た初出場の鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ・星槎=が世界歴代3位の合計310・05点で銀メダルに輝いた。SP3位の宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=は18年平昌大会銀に続く銅メダルで2大会連続の表彰台となった。宇野の弟でモデルの樹(いつき)さん(20)が、18年平昌五輪後からの4年で感じた兄の変化を語った。

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 平昌五輪で銀メダリストとなってから4年、最近の昌磨を見ていると、変わったなと感じる。一言で言えば「大人になった」。僕の方が4歳年下なのだが…(笑い)。

 身近なところで言うと、昔はお肉一択だった食事が、最近は全く口にしなかった野菜も、出されればしっかり食べるようになった。家事もこなすようになり、気付けば家族みんなの食器を洗ってくれている。ゴミ箱にゴミを捨てず、財布を捨てていたちょっぴり天然な姿も、もう見かけない。昔は試合に衣装を持ってこず、家族が急いで運ぶこともあったが、忘れ物をすることも少なくなった。

一緒に焼き肉を食べる宇野昌磨(右)と弟・樹さん(写真は樹さん提供)
一緒に焼き肉を食べる宇野昌磨(右)と弟・樹さん(写真は樹さん提供)

 五輪への向き合い方は、前回大会と少し違いを感じていた。4年前はどちらかというと、大会自体を楽しむような雰囲気だったが、今回は良い結果を出したそうに見えた。具体的な言動で感じたわけではなく、雰囲気が漂っていた。昔から結果ではなく、それまでの過程や内容を大事にするタイプの昌磨だが、北京五輪は「結果にも執着しようかな」という姿に見えた。19年2月、四大陸選手権で優勝した時のインタビューで「1位を取ることが自分のためではなく、(支えてくれる)みんなのためになる」と取材で答えていた、まさにその思いだと思う。

幼少期の宇野昌磨(右)と弟・樹さん(写真は樹さん提供)
幼少期の宇野昌磨(右)と弟・樹さん(写真は樹さん提供)

 僕は、18年平昌五輪を会場で観戦し、本当にすごい雰囲気だなと思った。前回はまだ日常面で昌磨が大人になりきれていなかったので、「五輪に出るなんて意外だな~」なんて思っていたけど、今大会に向けては、「立派な五輪選手だな」と思う。僕としては、4年間の努力が発揮され、悔いのない内容を残してきてほしいという願いのみだった。今季はけがもして、それでも頑張ってきた昌磨。やっぱりそれだけ、やりたいことなんだなと思うし、強い気持ちでスケートと向き合い続ける兄を、これからもずっと尊敬している。

【試合結果】フィギュア男子フリー
弟・樹さん(右)と仲良く肩を組む宇野昌磨(写真は樹さん提供)
一緒に焼き肉を食べる宇野昌磨(右)と弟・樹さん(写真は樹さん提供)
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