羽生結弦 4回転半ジャンプは「あと一歩で成功」…無良崇人さんが分析

スポーツ報知
男子フリーで演技する羽生結弦(カメラ・矢口 亨)

◆北京五輪 ▽フィギュアスケート(10日・首都体育館)

 フィギュアスケート男子フリーで3連覇を目指した羽生結弦(27)=ANA=は、188・06点。SPとの合計283・21点で4位だった。冒頭に挑戦したクアッド・アクセル(4回転半ジャンプ=4A)は転倒したものの、挑戦は認定された。無良崇人さんも「認定される4A」と評価し、羽生の演技に「勇気をもらえました」と語った。

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 羽生選手の4回転アクセル(4A)は、本当にあと一歩で成功のところまで来ていました。着氷後の転倒は、右足をついた時に耐えきれなかったもの。回転不足やジャンプの失敗での転び方とは大きく違います。昨年の全日本選手権では両足着氷でしたが、今回はしっかり右足のみついていましたし、記録としてもしっかり認定される4Aでした。

 ジャンプを踏み切るタイミングが少しだけ遅くなった印象もあり、それが回転不足につながったかもしれませんが、羽生選手が今できる力を精いっぱい出し切ったジャンプだったと思います。続く4回転サルコーは体の傾きが大きく、こちらの転倒は仕方ないと思いますが、その後の演技でしっかり立て直してくるところは羽生選手の強さです。後半はいつも通りの安定感をしっかり感じ取ることができました。

 SPでのアクシデントもありましたが、羽生選手自身、4回転アクセルは「やらないといけない」という強い気持ちを持って臨んでいたと感じます。鬼気迫る演技は、全体を通して感じましたし、どういう結果でもやるという気持ちが伝わってきて、見ていて勇気をもらえました。

 4Aは全日本の時と比べても大きく進化していました。今後については羽生選手本人の考えもありますが、このフリーで一段階レベルが上がっていた姿を見ると、もう一度、チャンスがあれば、次は4Aを決めきれるのではないか、と感じました。

 ◆無良 崇人(むら・たかひと)1991年2月11日、千葉・松戸市生まれ。元選手だった両親の影響で、3歳からフィギュアスケートを始める。2014年四大陸選手権優勝。GPシリーズは12年フランス杯、14年スケートカナダで優勝。現在はプロスケーターとして活躍。

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