テレビ朝日・亀山慶二社長が辞任 会食・ゴルフなど経費の私的使用

テレビ朝日
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 テレビ朝日は10日、取締役会を開き、亀山慶二代表取締役社長・COOの辞任の申し出を受理し、決議したと発表した。早河洋代表取締役会長・CEOが兼任する。

 昨年8月以降、スポーツ局の社員・スタッフによる不祥事が連続して発覚したことについて、業務監査・検証委員会が調査した結果、スポーツ局統括でもある亀山氏とスポーツ局長との意思疎通の欠如、不適正な伝票処理による会社経費の私的利用などが発覚したとしている。

 調査によると、亀山氏は社長に就任した2019年6月以降、スポーツイベントへの出席・営業活動のため、会社の費用負担で国内各地に出張していたが、業務との関連が認められない会食やゴルフの費用などを、業務上の関連があるかのように仮装し、会社の費用として経費の精算をしていたという。

 またスポーツ局統括の立場にあったが、スポーツ局長との意思疎通が欠如し、局内の指揮命令系統の混乱を招き、職場環境を悪化させる事態となったとしている。

 亀山氏は「代表取締役社長としての業務執行において、業務監査・検証委員会から不適切な行動が指摘されました。すでに昨年暮れ、その責任を痛感し辞任の意向を申し出ておりましたが、このたびそれが取締役会で認められ、すべての役職を辞任いたします。職責を全うできず、テレビ朝日の役職員の皆様やステークホルダーの皆様に大変なご迷惑をおかけしたことを、衷心よりお詫び申し上げます」とコメントした。

 

 【テレビ朝日が発表した調査の概要】

〈1〉スポーツ局長との意思疎通の欠如

 亀山氏は同局社長に就任した19年6月以降、スポーツ局内の主な役職者を招集した報告会を主催。会社としての正式な機関ではないものの、スポーツ局内の意思疎通、情報共有、円滑な指揮命令の伝達にとって重要な役割が期待されていた。しかし亀山氏は合理的な理由もなくスポーツ局長をこの報告会に参加させず、スポーツ局長との日常的な意思疎通のコミュニケーションも図っていなかったことから、指揮命令系統の混乱を招いた。

〈2〉不適切な伝票処理による会社経費の私的流用

 亀山氏は社長就任後、スポーツイベントへの出席・営業活動のため、同局の費用負担で国内各地に出張していた。しかし、中には業務との関連が認められないにもかかわらず、会食やゴルフ等の費用を含め、あたかも業務上の関連があるかのように仮装し経費を精算していたことが確認された。

〈3〉その他

 不適切な伝票処理以外にも、社長として不適切で業務遂行に支障をきたすおそれのある行為が確認され、取締役の善管注意義務に照らして問題視せざるを得ないものがあった。

 検証委員会は「放送事業という公益性の高い事業を営む当社社長には高い倫理観が求められる」とし、〈1〉のスポーツ局内の指揮命令系統を混乱させた行為のうえ、〈2〉〈3〉の不適切な行為に及んだことは「スポーツ局内の規律を著しく弛緩させるものであって、続発したスポーツ局内での不祥事の遠因となった」と厳しく評価した。

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