【巨人】原辰徳監督、正捕手争いは「横一線」…11日に紅白戦、守備だけじゃダメ打撃も重視

スポーツ報知
円陣でジェスチャーを交えナインに熱く語りかけた原監督(カメラ・今成 良輔)

 巨人・原辰徳監督(63)が宮崎キャンプ第3クール初日の9日、正捕手バトルのゴングを鳴らした。宮崎では唯一の実戦となる紅白戦を11日(サンマリン、12時半開始予定)に控え「捕手は横一線でやってもらう」と明言。捕手の重要性を説いた上で大城&小林の“実績組”に岸田、喜多、山瀬の“可能性組”を今一度フラットに並べて見極める方針を強調した。また桑田真澄投手チーフコーチ(53)は紅白戦の先発に山崎伊織投手(23)と堀田賢慎投手(20)を、特別な思いを込めて指名した。

 原監督の口調が熱を帯びた。11日には紅白戦も行われる。今季の最激戦区といえる正捕手争いが本格化する。「捕手は横一線でやってもらうよ。(昨年は)小林、あるいは大城をレギュラー格として使ったが、成績はそれほどのものではなかった。そういう意味では若い力も。岸田なのか、喜多なのか、あるいは山瀬なのか。経験、実績はないけれども可能性を持っている」と全てをフラットに見直すことを明言した。

 課すハードルは非常に高い。捕手について指揮官は「競争とはいえ、育てながら、ではなく使い切るポジション」と話す。勝敗に直結するため、育成を主眼に置いて我慢しながら使うことはできないという意味だ。「巨人のレギュラー捕手は高いレベルを設定しないと。そこだけは妥協できない。チームをつくる上で、そこのレギュラー格(のレベル)を落とすのは、ジャイアンツを否定することになる」。それだけに、どのポジションよりも厳しい目を向ける。

 それぞれの自覚は十分だ。現在は1軍では大城、岸田、喜多、2軍では山瀬がそれぞれアピールを続け、キャンプイン直前に新型コロナ陽性判定を受けた小林も3軍キャンプからの巻き返しを狙う。オフの期間に原監督から名指しで期待をかけられた岸田は「本当に今年は、捕手陣の先頭に立ってチームを引っ張っていくという気持ちです。やはり結果が全てなので。まずチームを勝たせることが大事かなと思います」と目の色を変えている。

 11日の紅白戦、そして沖縄・那覇キャンプでの実戦を通じて守備だけでなく、打撃の結果も重視する意向。打てる捕手であることはそのまま、他球団に対するアドバンテージになるからだ。「守れればいい、ともし思っていたら、それは違う。またみんながドングリの背比べみたいなことをやっていたら今年は厳しい戦いになる。彼らにもそういう気持ちを持っていてほしい」。プレシーズンの競争を経て、一本立ちする捕手の台頭を待ちわびている。(西村 茂展)

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