宇野昌磨、SP3位で2大会連続メダル見えた また自己ベスト更新「102点くらいかなと」本人もビックリ

男子SPで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)
男子SPで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

◆北京五輪 ▽フィギュアスケート(8日・首都体育館)

 男子ショートプログラム(SP)が行われ、初出場の鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ・星槎=が、自己ベストを7・16点更新する世界歴代3位の108・12点をマークし、2位発進した。18年平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(24)=トヨタ自動車=も団体SPで更新した自己ベストを再び塗り替え、105・90点で3位に入った。団体で日本を初の銅メダルに導いた2人がともに好発進。メダルが決まる運命のフリーは10日に行われる。

 得点を見た宇野の二重の目が、さらに大きく開いた。4日の団体SPで出した自己ベストを0・44点更新する105・90点。「102点くらいかなと思っていました」。隣に座るコーチのステファン・ランビエル氏の笑顔で、3位発進の好結果を実感した。

 「オーボエ協奏曲」に乗り、冒頭の4回転フリップは出来栄え点3・77点を引き出した。2本目の4回転―3回転の連続トウループは3回転で手をついたが、団体戦で取りこぼしがあったスピン、ステップのレベルはこの日、全て最高のレベル4を獲得した。「団体でもSPを滑らせていただき、個人戦に生かせた」。ジャンプの失敗を他の要素で補い、自己新につなげた。

男子SPで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)
男子SPで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

 大会前、ランビエル氏が新型コロナに感染。合流できたのは個人戦直前の5日だった。約2年前から同氏に師事する。18年平昌五輪後、結果を求めすぎてスケートの楽しさを忘れかけた時に「“頑張らなきゃ”に変わっていた自分をもう一度、スケートを頑張りたいと思うように近くで支え続けてくれた存在」がランビエル氏だった。

 コーチと合流後、スピンとステップの改善に着手。取りこぼしの原因を一緒に探った。2日間の直接指導で結果が伴った。この日のジャンプの失敗も、「あれは4回転―2回転で成功するよりも価値あるジャンプだったよ」と、前向きな言葉で支えてくれた。

 前回平昌五輪は2位。2大会連続なら、日本のフィギュアスケート界最多の3個目のメダル獲得となる。フリーで挑むのは、「代名詞にしたい」と思いを込める「ボレロ」。4種類5本の4回転ジャンプを組み込んだプログラムは、今季4戦で一度もノーミスの演技はない。「フリーはSPよりも全然難しい構成が待っている。あまり高望みはしていない。僕が求めているのは練習につながる試合。そして練習は試合につながる練習。それを求めている」。あくまで平常心。自分の世界に没頭する。(大谷 翔太)

男子SPの演技を終えて笑顔を見せる宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)
男子SPの演技を終えて笑顔を見せる宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)

男子SPで演技する宇野昌磨(カメラ・矢口 亨)
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