高木美帆は「最初から積極的にいけたが、その分ラストで疲れが出たのでは」…大菅小百合さんが解説

スポーツ報知
銀メダルの高木美帆(ロイター)

◆スピードスケート ▽北京五輪 女子1500メートル(7日、国家スピードスケート館)

 世界記録保持者の高木美帆(日体大職)は2大会連続の銀メダルだった。1分53秒72でトップのイレイン・ブスト(オランダ)の1分53秒28に0秒44及ばず、この種目で日本勢初の金メダルに届かなかった。ただ、通算4個目のメダル獲得は冬季五輪の日本勢最多に。ブストは五輪新記録で連覇を飾った。高木美の滑りを、女子500メートル前日本記録保持者、夏冬五輪3度出場の大菅小百合さんが解説する。

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 0秒44の差は、700メートル通過のラップタイムであると感じています。5日に3000メートルを滑っているので、会場の雰囲気や氷にも慣れ、積極的なレースができていたと思います。ただ、後半の強さが持ち味の高木選手ですが、ラストの疲れ具合は、今季3戦のW杯を見てきた中でも、あまり見たことがない印象でした。

 最終組の高木選手はブスト選手の1分53秒28をターゲットに滑ったと思いますが、意識はしていなくてもプレッシャーはかかったのではないかと感じています。世界記録保持者で、W杯でも負けなし。今回は絶対的な自信を持っていた中で負けてしまったわけですから、本人が一番悔しいと思います。18年平昌五輪に続き、ブスト選手のピーキングの強さが光りました。

 高木選手は残り3種目あります。1000メートルと初挑戦の500メートル、連覇が懸かるチームパシュートではしっかりと気持ちを切り替えて攻めのレースをしてほしいです。(女子500メートル前日本記録保持者、夏冬五輪3度出場=大菅小百合)

◆大菅 小百合(おおすが・さゆり)1980年10月27日、北海道生まれ。41歳。白樺学園高を卒業。02年ソルトレークシティー五輪のスピードスケート女子500メートル12位、1000メートル18位。06年トリノ五輪は500メートル8位。07年世界距離別選手権500メートルで37秒51の日本新記録を樹立(当時)。04年アテネ夏季五輪はトレーニングの一環で取り組んだ自転車でも出場し、女子500メートルで10位。11年に現役引退。現在はメディアや全国での講演会に出演している。

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