伊藤みきさんが指摘、5位の川村あんりは「第2エア着地の本当に小さなミス。今後がすごく楽しみ」

スポーツ報知
川村あんり(ロイター)

◆北京五輪 フリースタイルスキー女子モーグル決勝(6日・張家口・雲頂スキー公園)

 川村あんり(日体大桜華高)は5位入賞だった。今季のW杯で3勝した期待の新星は、予選1回目を5位で抜け、決勝1回目を2位、2回目を3位と徐々に調子を上げていったが、最後の滑走でわずかなミスが出た。川村の決勝を、元モーグル女子日本代表の伊藤みきさん(34)が評論。

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 決勝3回目は本当にハイレベルでした。川村選手が表彰台に届かなかった理由は技術の部分というよりは、第2エアの着地の部分かな、と思いました。ミスが1だとしたら0・5くらいの本当に小さなミス。着地のミスは得点の「エア」からも「ターン」からも少しずつ減点されるので、そこがちょっと痛かったです。決して川村選手のパフォーマンスが悪かったわけではなく、トップ3の選手の状態の方が良かったように思います。平昌五輪覇者のラフォン選手がメダルを逃したことからも分かると思います。

 初めての五輪でこれだけ素晴らしいランを予選から4本そろえたことがまずすごい。世界ランク1位、金メダル候補、17歳、五輪初出場。全ての期待が詰まった中でしっかり戦っていました。川村選手は今、すでに持っている技術が非常に高い。これからも世界を引っ張っていく存在であるのは間違いないです。その中でどれだけ自分の技術を進化させて次の五輪へ作っていけるか。それは彼女にしかできない領域だと思うので、今後がすごく楽しみです。(06~14年、五輪3大会連続モーグル女子日本代表=伊藤みき)

 ◆伊藤 みき(いとう・みき)1987年7月20日、滋賀・蒲生郡生まれ。34歳。14歳でナショナルチームに選出され、初出場のトリノ五輪で決勝に進出。バンクーバー五輪も決勝に進んだ。ソチ五輪は日本代表となるも右膝のけがで棄権。15年に復帰するが平昌五輪代表は逃し、19年5月に引退。現在はスキー界の発展に関わるなど尽力している。

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