【きさらぎ賞】また昆貢調教師&横山典弘騎手!マテンロウレオ重賞初V 次は寺田千代乃オーナーにG1制覇を

スポーツ報知
マテンロウレオ(中央)がダンテスヴュー(右)とのマッチレースを鼻差で制した

◆第62回きさらぎ賞・G3(2月6日、中京・芝2000メートル、稍重)

 クラシックの新星誕生―。第62回きさらぎ賞・G3は6日、中京競馬場で行われ、マテンロウレオがダンテスヴューとの激戦を鼻差でしのぎ、重賞初制覇。今年早くも重賞3勝目となった横山典弘騎手(53)=美浦・フリー=と昆貢調教師(63)=栗東=のコンビは、同じ寺田千代乃オーナーのマテンロウオリオンでシンザン記念を制したばかり。有望な3歳2頭で春のG1戦線を視野に入れた。

 荒れた馬場をものともせず、猛然と駆け抜けた。マテンロウレオは直線入り口で外に持ち出されると、横山典の激しいムチに応えて7番手から進出。最後の100メートルをダンテスヴューと競り合い、写真判定の末に鼻差の勝利をつかんだ。前夜からの雪が影響して稍重だったがどこ吹く風。鞍上は「最後はあっぷあっぷしたが、よくしのいでくれた。大したもんです」と最大級の賛辞を贈った。

 “黄金トリオ”がまたやってのけた。先月のシンザン記念を勝ったマテンロウオリオンとは、騎手、調教師、オーナーが全て同じ。17~18年には、ミスパンテールもこの組み合わせで重賞を4勝している。昆調教師は「うちの個人オーナーはほぼG1を取っているが、あと寺田(千代乃・アートコーポレーション名誉会長)さんだけ。寺田オーナーにG1をプレゼントしたい」と夢を口にした。

 確かな手応えが実を結んだ。昆調教師は昨秋、横山典に栗東へ来ないかと声をかけた。関東のベテランはその言葉をきっかけに栗東滞在を決断。日々の調教にも積極的に騎乗している。「今年の2歳(現3歳)には自信があった。ノリ(横山典)に来たら?って言った理由が分かると思う」とトレーナーは満足そうにうなずいた。今年既に重賞3勝を挙げる53歳は、「調子が良さそうなので、このまま頑張りたい」とまだまだ衰え知らずだ。

 ホープフルSの敗戦(6着)から反撃し、クラシックへ一歩前進したハーツクライ産駒。デビューから手綱を執る鞍上は「いい素質があるので順調にいってほしい」と豊かな将来性を評価する。今後について指揮官は「どう成長するか分からない。決めつけずに、これから考える」と明言しなかったが、「レオはダービー系、オリオンはマイル系」と展望を描く。最強のトリオが、春の3歳G1戦線を大きく沸かす。(水納 愛美)

 ◆マテンロウレオ 父ハーツクライ、母サラトガヴィーナス(父ブライアンズタイム)。栗東・昆貢厩舎の牡3歳。北海道新ひだか町・猪野毛牧場の生産。通算成績は3戦2勝。総収得賞金は4739万9000円。重賞初勝利。馬主は寺田千代乃氏。

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