◆北京冬季五輪(6日・国家スピードスケート館)
スピードスケート女子で18年平昌五輪2冠の高木菜那(日本電産サンキョー)が7日の女子1500メートルで北京五輪の初戦を迎える。
4日は試合会場の国家スピードスケート館で最終調整。「スケーティング自体は結構いい感じで仕上がっている。やっぱり五輪という舞台なので、絶対に緊張が入ってくると思うけど、その中でもしっかりと自分の良い滑りができるように、最初から思い切って強い気持ちで戦っていけたら」と抱負を語った。
今季はこの種目でW杯で初めて表彰台に立つなど、世界で上位を争う力をつけてきた。「今まで以上にちゃんとしっかり準備ができている」と手応えもあるが、順位やタイムについては「そこを意識すると固くなったりもするので、自分の全てを出すことにフォーカスして、結果、どうなるかなって感じだと思います」と足元を見据えた。
妹の高木美帆(日体大職)とは五輪の舞台で初めて個人種目で競い合うことにもなる。ただ、「あんまりそこは考えてないです」。個人種目で初の表彰台へ、静かに闘志を高めた。