第98回箱根駅伝出場校監督の出身校 中大が3人で最多

スポーツ報知
東京国際大・大志田秀次監督

 中大出身の監督が率いるチームが第98回箱根駅伝(1月2、3日)で存在感を発揮した。今大会の出場20校の監督を出身校別に見ると、中大が3人。「最大勢力」となった。

 大志田秀次監督(59)率いる東京国際大、藤原正和監督(40)率いる中大、榎木和貴監督(46)率いる創価大が5~7位と続き、そろってシード権(10位以内)を獲得した。ゴール直後、中大出身の3人の監督は運営管理車から降りると「並んだね」「並びましたね」と互いに健闘をたたえ合った。

 1994~99年に中大のコーチを務め、96年の箱根駅伝優勝に貢献した大志田監督は学生時代の榎木監督を指導し、藤原監督を兵庫・西脇工から勧誘した。「中大出身の指導者が各チームで頑張っていることはうれしいですね。お互い刺激し合っています。それぞれのチームが強くなるために、できる範囲で情報を共有しています」と大志田監督は温厚な笑みをたたえながら話した。“本家”を率いる藤原監督は「大志田さんは勧誘を受けた方ですし、榎木さんは憧れを持って見ていた選手です。3人で『優勝争いできるようにやっていきたい』と話しました」と、さらなる高みを目指す考えを明かした。

 中大出身の監督が活躍している理由について、大志田監督は「中大には学生が『自分で考える』という伝統があるからではないでしょうか」と話す。98回箱根駅伝予選会(昨年10月)で16位だった立大の上野裕一郎監督(36)、同22位だった亜大の佐藤信之監督(49)も中大出身。来季以降、さらに“勢力”が拡大する可能性もある。

 中大に次いで、順大、駒大、国士舘大、法大、日体大の出身が2人。

 駒大の大八木弘明監督(62)と国学院大の前田康弘監督(42)は師弟関係。ともに選手に寄り添った熱い指導が持ち味だ。

 法大の坪田智夫監督(44)と駿河台大の徳本一善監督(42)は法大で2学年違いのチームメート。2000年の箱根駅伝では1区の徳本監督と2区の坪田監督が連続区間賞を獲得し「オレンジエクスプレス旋風」を巻き起こした。今後、指導者としても新たな旋風を巻き起こすことが期待される。

 第98回箱根駅伝で往復路を制し、総合新記録(10時間43分42秒)の完全優勝で2年ぶり6度目の栄冠に輝いた青学大の原晋監督(54)は今大会では唯一の関東以外の愛知の中京大出身。「常識にとらわれない」を信条とする原監督は、学生時代に箱根駅伝を経験していないことを“強み”としている。(竹内 達朗)

 ◆第98回箱根駅伝出場校監督の出身校(順位、大学、監督、監督の出身校)

〈1〉青学大   原  晋  中京大

〈2〉順大    長門 俊介 順大

〈3〉駒大    大八木弘明 駒大

〈4〉東洋大   酒井 俊幸 東洋大

〈5〉東京国際大 大志田秀次 中大

〈6〉中大    藤原 正和 中大

〈7〉創価大   榎木 和貴 中大

〈8〉国学院大  前田 康弘 駒大

〈9〉帝京大   中野 孝行 国士舘大

〈10〉法大    坪田 智夫 法大

〈11〉東海大   両角 速  東海大

〈12〉神奈川大  大後 栄治 日体大

〈13〉早大    相楽 豊  早大

〈14〉明大    山本 佑樹 日大

〈15〉国士舘大  添田 正美 国士舘大

〈16〉中央学院大 川崎 勇二 順大

〈17〉日体大   玉城 良二 日体大

〈18〉山梨学院大 飯島 理彰 山梨学院大

〈19〉駿河台大  徳本 一善 法大

〈20〉専大    長谷川 淳 専大

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