◆第36回根岸S・G3(1月30日、東京競馬場・ダート1400メートル=良)
1着馬に2月20日に行われるフェブラリーS・G1(東京・ダート1600メートル)の優先出走権が与えられる注目の古馬重賞は、岩田康誠騎手が手綱を執った6番人気のテイエムサウスダン(牡5歳、栗東・飯田雄三厩舎、父サウスヴィグラス)が、力強く抜け出し、昨年12月の前走、交流G3・兵庫ゴールドトロフィー(園田)に続く重賞連勝を果たすとともにJRA重賞初Vも成し遂げた。岩田康誠騎手はこの勝利でJRA通算1700勝。勝ち時計は1分23秒1。
4番人気のヘリオス(武豊騎手)が、1馬身差の2着。そこから半馬身差の3着には2番人気のタガノビューティー(津村明秀騎手)が入った。
岩田康誠騎手(テイエムサウスダン=1着)「悲願? 悲願ではないですね。これからの馬なので。この馬のパワフルな走りを見せられたかなと思います。昨年から(飯田雄三)先生であり、厩務員さんであり、僕も調教に参加させてもらって、一戦一戦だんだん力をつけてきているところ。調教から参加させてもらっているので、こういう走りができると証明できました。うれしい限りです。(通算1700勝目となったが)自分1人での数字ではないので。関係者であり、馬がいるからこそたどり着いた。1日でも長くジョッキー生活をつづけられるよう。光のあたる場所にも行きたいですね。(フェブラリーSを)もし使うとしたらもう一段階必要。1600メートルは長くないんだというのを証明できればと思います」