8日から神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で行われたDeNAの新人合同自主トレが29日、打ち上げられた。
ドラフト5位・深沢鳳介投手(18)=専大松戸高=が左脚ハムストリングの張りを訴えて途中離脱したこともあったが、キャンプ1軍スタートが決まったドラフト1位・小園健太投手(18)=市和歌山高=、同2位・徳山壮磨投手(22)=早大=、同4位・三浦銀二投手(22)=法大=、同6位・梶原昂希外野手(22)=神奈川大=は無事に完走した。
この日はキャッチボールやノックなどで汗を流した小園はすでに3度、ブルペン入り。捕手に座ってもらって投球練習するなど順調に調整を進めているとあって「すごく充実した1か月だったと思いますし、ケガなく終われたのはすごくよかったかなと思います。初めての環境で、しっかりとその環境に順応しながら過ごせたんじゃないかなと思っています」。新人合同自主トレでの自己採点は「100点とまでは行きませんけど、80点はあげられるんじゃないかなと思います」と充実感を漂わせた。
高卒ルーキーながらエースナンバー「18」を背負う期待の右腕。キャンプはいきなり1軍でスタートするが、将来のエース候補として特別メニューが組まれることが濃厚だ。シート打撃や対外試合登板など、2月の実戦デビューは微妙だが、小園は「プロの選手と対戦して分かることもあると思うので、自分としては対戦してみたい気持ちはすごくあります。機会があればやってみたいです」と意欲。キャンプへ向けて「何年もプロの世界で活躍されているピッチャーの球を間近で見られるということで本当に勉強になると思いますし、しっかり目に焼き付けたいなと思っています」と気合を入れ直していた。