【センバツ】35年ぶり静岡県勢ダブル出場実現せず…聖隷クリストファー弓達主将「夏に1番を取れるよう練習していく」

スポーツ報知
取材に対応する聖隷クリストファーの弓達寛之主将

 第94回センバツ高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の選考委員会が28日行われ、昨秋東海準優勝で初出場が確実視された聖隷クリストファーは落選。35年ぶりとなる静岡県勢ダブル出場は実現しなかった。

 聖隷クリストファーに吉報は届かなかった。東海地区の出場枠は2校で、聖隷は準優勝。「センバツ当確」と誰もが思い、ナインも甲子園初出場を信じて練習してきた。グラウンドの選手たちに上村敏正監督(64)は「この悔しさを忘れず夏に向けて頑張ろう」と言葉を絞り出すしかなかった。

 まさかの落選だ。校長を兼任する監督は会議室に据えられた電話の前で午後3時過ぎから待機。地元テレビや新聞記者ら約50人がカメラを構えて待ち続けた。しかし、30分を過ぎても電話が鳴らない。すると県高野連の役員が「補欠校になりました」と監督に連絡。動揺が広がった。

 昨秋の東海大会ではエースで主将の弓達寛之や河合陸捕手(ともに2年)が負傷で離脱。代役の選手たちが底力を発揮し、逆転の連続で決勝まで勝ち上がった。日大三島に敗れたもののスコアは3―6。「大差で負けたわけでもない。評価に値するのでは。(落選を)まだ子どもの生徒たちが受け入れられるか心配」と監督は厳しい表情で話した。

 弓達主将は「残念ですが結果は変わらない。夏に1番を取れるよう練習していく」と前を向いた。まだ甲子園のチャンスは残っている。報道陣が去った夕暮れのグラウンドでナインはひたむきに白球を追っていた。(里見 祐司)

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