球界も感染拡大が止まらない。巨人は28日、井納翔一投手(35)が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。また、ヤクルト、阪神、中日、DeNA、オリックス、ロッテ、日本ハムでも新たな陽性者が判明。各球団を合計すると、スタッフ、首脳陣を含め1日の発表者数としては最多の28人となった。
巨人は井納が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたと発表した。チームでは保科、重信、萩原、山口、与那原、小林、ドラフト1位・大勢、育成3位の亀田に続き、今オフ9人目の感染者となった。
春季キャンプS班スタートだった井納は、25日に受けたSmartAmp―PCR検査では陰性だったが、キャンプ地の宮崎に到着した27日午後、一緒に宮崎入りした選手・スタッフ57人とともに新型コロナウイルスPCR検査を受けたところ陽性と判定され、この日医療機関の診断で陽性が確定した。発熱など目立った症状はなく、ホテルの自室で隔離療養している。
なお27日の検査を受けた他の57人は全員陰性で、28日の朝に球団が今週から宮崎入りしている選手・スタッフ計69人に再度PCR検査を実施したところ、全員の陰性が確認された。今後もキャンプ地での2次感染を招かないように、27日の移動便で井納と同便で近くに座っていた数人はチームから当面の間、隔離される措置が取られ、合同自主トレ初日のこの日、秋広、中山らの姿はなかった。
また宮崎入りしている全メンバーは、29日以降も毎日PCR検査を行い、全員の陰性が確認され次第、合同自主トレを行う。秋広ら隔離となっているメンバーも、本隊とは時間をずらし、春季キャンプインに向けてトレーニングをしていく。