「THE RAMPAGE」山本彰吾インタビュー・ロングバージョン<4>

スポーツ報知
「THE RAMPAGE」山本彰吾(カメラ・森田 俊弥)

 16人組ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGEがデビュー5周年に当たる25日に新アルバム「RAY OF LIGHT」を発売した。ヤマショーことパフォーマーの山本彰吾(26)は「もう5年ですか、いろんなことをやらせてもらいましたが、長いような短いような感じです」と振り返った。グループ結成して8年になるが「この16人だからデビューできたし、年内にもドームツアーはやりたい」とも。メンバーへの思いや振り付け師としての苦労やプライベートまで。岡山の小さなダンス教室から“ランペの頭脳”と呼ばれるようになったヤマショーの秘密に迫った。

 (ペン・国分 敦、カメラ・森田 俊弥)

<3>から続く

 2度目の武者修行を経てもメジャーデビューまでに時間がかかった。三代目J Soul Brothersのツアーに同行してスタッフ業務をこなしたが、この時の経験が今も生きているそうだ。

 「裏方さんの仕事って本当に大事なんです。僕らのような職業って、気づかないうちに、ちょっと道から逸(そ)れている事ってあると思うんですよ。スタッフさんの仕事を経験したことで、自分たちが勘違いをしちゃいけないということを改めて心に植え付けさせられました。スタッフさんの働きがあって僕らのような仕事があるってこと、周囲の理解があって作り上げられているということを勉強させていただきました。例えばこの先、めちゃくちゃ僕らがあの人気者になったとしても、その時々、一瞬の気づかいで、自分たちを見る目も全部変わると思っています。そこはグループでも共通認識として持っていますし、今後もその姿勢は変わることはないです」

 ―デビュー5年で、一番辛かった思い出は何か。

 「辛かったなと思うのはね~。翔平が持ってきた夏フェスですかね。浜辺でやったイベントなんですが、まずステージに穴があいているんですよ。僕らの前に大道芸人みたいな方、竹馬みたいな足長人間みたいな人が出てパフォーマンスしていたら床がバッキ!って。T字のステージに穴をあけちゃって、その状態のままで僕らの番ですよ。穴があいているだけでも危険なのに、メンバーがソロで入れかわってステージの先端に行った時、鉄砲持っているお客が『わーっ』って僕らに向けて水鉄砲を浴びせてくる。ずぶ濡れですよ。その時はマジで『こいつら~』って(笑い)。僕らもデビューして1年目だったんで、そんな破天荒なイベントだということを誰も知ってるワケもなく、翔平にガチ切れですよ。『お前が持ってきたイベント、最低だな』って。『二度と持ってきません』って泣きが入ってました」

 ―逆に一番番うれしかったのは。

 「何だろうな。結構、いろんな経験させてもらってるんでね。これも1年目の時に、韓国で行われた音楽フェス『アジア・アーティスト・アワード』に出させていただいた経験はでかかったかな。国を挙げた大がかりフェスなんですよ。日本ってテレビの音楽番組はあっても、ちゃんとしたアワードは日本レコード大賞とかはありますけど、もっと若い世代の若者が食いついてみるようなモノがないので、韓国にはそれがすごい整っていると思いました。そこで国内外の群雄割拠するアーティストが、そこで切磋琢磨(せっさたくま)しているんですね。僕らがそこでパフォーマンスして、受け入れられた時に『日本だけじゃ、ちっちゃいな』って。そこで海外の可能性を夢見るきっかけにもなりました。今も海外でやりたい思いは強いです」

 昨年、単独で東京ドーム公演を行ったが、今年の目標は全国ドームツアーだ。

 「HIROさんからも『ドームにふさわしいアーティストになって下さい』って最近すごい言われていて…。やっぱりLDHのアーティストってドームツアーをこなして一人前ってイメージがあるので、僕らも早くそこに立ちたいし、正直、自分達も達成できる目標だなって思っています。あとはそこに付随する発進力とパフォーマンス力を固めることだと思います。これもコロナがなかったらの話になりますが、今年、是非とも実現させたいです」

 ―最後に素になれる瞬間は。

 「僕、あんまりON、OFFしているイメージないんです。仕事仕事って感じではないし、プライベートでそのまま来ている意識もないですけど、唯一その瞬間があるとすれば、メンバーとお酒飲んでいる時かな。よく行くのは陣さんと翔吾とは毎日のように、お酒飲まなくても飯行ったりさせていただいています。翔平もたまにきます。翔平が今度、港区の方に引っ越しちゃうんですよ。まぁ、いいんですけど、自分はあんまり六本木の界隈は好きじゃないんで…。僕、三軒茶屋とか好きで、居酒屋でうまい飯を食いながらじっくりお酒を飲みたいんです。最後に一ついいですか。僕、夢があって、いつか岡山でイベント仕込みたいんですよ。昔やっていたように。地元に恩返しもしたいですから(笑い)」

 興味があること、ないことの仕分けが完璧に出来上がっている。独自の感性は“自分ルール”を突き詰めた証しだろうが、同時に苦悩の沼と常に背中合わせにいる状態かもしれない。

 ◆山本彰吾が見たメンバー(カッコ内は年齢)

 LIKIYA(31) グループのアイコン的な存在。パフォーマンスはイケイケで、ビジュアルとしてもランペイジの色を出してくれる人。

 陣     (27) メンバーでありLDHの社員。グループと会社のパイプ役で、この人がいないとHIROさんの意見も僕らに伝わらない。

 RIKU  (27) リクさんは天然(笑い)、いや自分を客観的に見られるタイプです。求められるとできる人なので、活躍の場はこれから広くなってくるはず。

 神谷健太  (26) ランペの中で一番ダンスがうまい。センスの塊。MA55IVE(マッシブ)で、もっと持ち前のセンスを爆発させてほしい。

 与那嶺瑠唯 (26) ランペのダンス担当。ソロダンス踊らしたら、会社全体でも右に出る者はいないと思う。ダンスを強みにやってほしい。

 川村壱馬  (25) Mr.ランペイジ。今の彼はなるべくしてなっている。やっていることと、言っていること全部に対してウソがない。

 吉野北人  (24) ホクちゃんは周りからキャーキャー言われても、いつでも引ける賢さがある。常に冷静で一生勘違いしないタイプ。

 岩谷翔吾  (24) ショウゴもショウゴでMr.ランペイジ。HIROさんに真っすぐ憧れていて、このまま進んでいけば、そんな存在になれるかも。

 浦川翔平  (24) 翔平はもうバカで、あいつ、たまに病気だと思うくらい変でしょ(笑い)。まあムードメーカーですね。

 藤原樹   (24) クリエイティブな人間で、ライブをつくる時も彼の意見は大事です。無愛想ですが、自分の世界をつくれる人間だと思います。

 武知海青  (23) ランペの太陽みたいな存在。バラエティーとかで引っ張りダコになる可能性は大きいので、カイセイ推しでいきたい。

 長谷川慎  (23) 意外と策士かな。結成して8年間、マコっちゃんって自分の意見、サクセスストーリーみたいなモノを持っていると思う。

 龍     (23) クリエイター気質なので、本当にグループの縁の下の力持ちの存在だと思う。ランペに新しい色を持ってきてくれる。

 鈴木昂秀  (23) 悔しいですけどグループで一番センスがある。ダンスはもちろん、演技もラップも、歌もうまい。何でもできる。

 後藤拓磨  (23) タックンは一番優しいかも。「フランケンシュタイン」って呼んでいて、ツンケンしていそうに見えてピュアな気持ちでランペを愛している。

 ◆山本 彰吾(やまもと・しょうご)1995年10月6日、岡山県出身。26歳。10歳からダンスを始め、岡山県のダンス大会では多数の優勝。16歳でフィリピン人歌手のシャリースの日本ツアーのバックダンサー・オーディションに合格。2014年にEXILEのパフォーマー・バトルに応募するも合宿審査で落選。同年、THE RAMPAGEの候補生を経て正式メンバーに選ばれ、17年にメジャーデビュー。16年には映画「HiGH&LOW THE MOVIE」で俳優デビュー。MA55IVE(マッシブ) THE RAMPAGEのメンバーとしても活動中。身長163センチ、血液型AB。

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