【高校野球】花巻東・田代旭主将、先月右肩手術から 順調に回復「自分が打って勝つ」

センバツへ意気込む花巻東の田代
センバツへ意気込む花巻東の田代
ウェートトレーニングに励む花巻東の田代
ウェートトレーニングに励む花巻東の田代
センバツでの快投を夢見る花巻東の万谷
センバツでの快投を夢見る花巻東の万谷

 第94回センバツ高校野球大会(3月18日開幕、甲子園)の出場32校を決める選考委員会はきょう28日に行われる。昨秋東北王者で4年ぶり出場が確実視される花巻東(岩手)は、田代旭主将(2年)が昨年12月上旬に右肩を手術。同時期に手術し、共にリハビリに励む佐々木麟太郎内野手(1年)と高め合いながら、「復活の一打」へ意欲を燃やしている。

 手術から1か月半の田代が「センバツに選ばれたら、自分の前のランナーは必ずかえします」と言い切った。出場を見据え、1年春から痛み出した右肩を昨秋の明治神宮大会後に手術。年内は体を休め、年明けから軽くバットを振り始めた。現在は打撃練習にまざり、キャッチボールができるまで回復。「2月は塁間をほぼ全力で投げたい」とセンバツでの完全復帰へ意気込んでいる。

 高校通算41本塁打の左の大砲で、今秋は4番・捕手として東北Vに貢献。ベスト4入りした明治神宮大会では、準々決勝の高知戦(高知)で右越えソロ。同大会で2発を放った通算50本塁打の麟太郎と活躍した。その麟太郎も同時期に両肩を手術。金ケ崎リトルシニア時代から2人で主軸を担い、寮でも野球談義を熱く交わす弟分に「焦らないで今しかできないことをしよう。俺たちはみんなと違う進化を遂げよう」と鼓舞しながら日々を過ごしてきた。

 その言葉通り、本当にひと回りデカくなった。「もっと体が大きくなれば、内野の間を強い打球で抜けたり、犠牲フライも深いところに打てるんじゃないか」。退院後から1日4食に加え、練習中は茶わん3杯分のご飯をかきこみ、何と約1か月半で体重7キロ増の85キロに。さらにエースの万谷大輝投手(2年)以外ともコミュニケーションを取り、明治神宮大会で浮き彫りになった課題の投手力底上げについても有意義に時間を使ってきた。

 麟太郎の復帰めどが術後約3か月でちょうど開幕と重なるため、センバツに完全な状態で臨めるかは不透明。それでも兄貴分として成長して帰って来た田代は「麟太郎がいなかったらここまで来られなかったので感謝している。センバツは自分が打って勝つんだと思っています」と決意表明。目標の日本一へ近づく快音を聖地で響かせる。(小山内 彩希)

 ◆田代 旭(たしろ・あさひ)2004年4月6日、岩手・遠野市生まれ。17歳。遠野東中では金ケ崎リトルシニアでプレー。花巻東では1年秋からレギュラー。180センチ、85キロ。右投左打。家族は父、双子の姉、弟、妹、祖父母。

 〇…最速129キロのエース左腕、万谷が、センバツ8強入りのOBを手本に聖地での快投へ意欲を燃やす。120キロ台の直球と多彩な変化球を駆使した18年のエース田中大樹投手(現同志社大3年)の動画を見て「左投げで自分と似ていると思った。田中さんに負けない投球をしたい」とイメージ。今冬は投手陣に助言しながら全体を引っ張り「みんな球が速くなった」と自信も見せた。

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