【阪神】藤川球児SAが虎の真のスター誕生願う 森木ら新人に“火の玉塾”で熱弁90分

スポーツ報知
新人選手に講演を行った藤川SA(右)(球団提供)

 阪神の藤川球児スペシャルアシスタント(SA、41)=スポーツ報知評論家=が27日、猛虎の真のスター誕生を願った。兵庫・鳴尾浜の選手寮でドラフト1位・森木大智投手(18)=高知高=ら新人8選手を相手に約90分間、“火の玉塾”を開き、自身の経験談などを踏まえて熱弁。未来ある後輩たちにある質問を投げかけた。

 「12球団で本当に胸の張れるスター選手は?」

 すると、オリックス・山本、ソフトバンク・千賀、巨人・菅野と挙がる中、阪神の順番でルーキーの言葉が詰まった。「それが今の現実です」。ドラ1では近本や大山、佐藤輝らが存在感を示すが、名実ともに球界の顔といえる選手はいるのか―。さらに藤川SAは、人気球団ゆえに「有名だと錯覚に陥りやすいので、あえて(新人)全員の名前を覚えずに来た。そうすることで自覚が生まれれば」とし、「自分たちが、名前を挙げたような選手になれるチャンス」と台頭を待ち望んだ。

 そんな同郷・高知の先輩の思いに呼応したのが森木だ。「30分もないぐらいに感じた。本当に集中して、熱い部屋でした」とノートにペンを走らせ、「僕の目標は世界一。まずは阪神の顔にならないと。有言実行できるように」と力を込めた。

 近年は岩崎(13年ドラフト6位)、青柳(15年同5位)ら下位の選手がチームを支えるが、やはり、ドラ1が真に強いタテジマ軍団へのカギを握る。「僕もドラフト1位で、その大変さを知っている」とレジェンド。現有戦力を含め、スーパースターの出現を心待ちにした。(小松 真也)

 〇…藤川SAは伝統球団の重みも説いた。質問コーナーで新人の一人から「YouTubeの動画内で購入されていたロレックスの腕時計を(今)されていないのはなぜですか?」と聞かれ、「エンタメの一つ」と即答。「ギラギラした時計をつけるのは正解かと考えたら、自分はそうは思わない。阪神、巨人は大切な文化を守ることが求められる。新庄さんのお話も出したけど、日本ハムと阪神はできることが違う。球団によってカラーがある」と“虎紳士”としての心構えを訴えた。

 ◆阪神の近年の主なドラフト1位

 ▽藤浪(12年) 新人イヤーの13年に10勝(6敗)するなど3年連続2ケタ勝利を挙げたが、その後低迷。昨季は3勝(3敗)

 ▽高山(15年) 1年目に打率2割7分5厘、8本塁打、65打点で新人王。しかし、その後はレギュラー定着に至らず、昨季はプロ6年目で初の1軍出場なし

 ▽近本(18年) 盗塁が19年は36個、20年は31個でタイトル獲得。昨季は24個で3年連続盗塁王は逃したが、打率3割1分3厘、10本塁打、50打点と打撃3部門でキャリアハイ

 ▽佐藤輝(20年) 新人イヤーは長嶋茂雄以来63年ぶり1試合3発を放つなど、前半戦だけで20本塁打。だが、後半戦は59打席連続無安打とスランプに陥り、2軍落ちも。最終成績は126試合で打率2割3分8厘、24本塁打、64打点

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