“金狼”伊東純也、W杯最終予選3戦連発で4連勝導く…2月1日天王山サウジアラビアも倒す

スポーツ報知
後半、ゴールを決め歓喜する伊東(カメラ・宮崎 亮太)

◆カタールW杯アジア最終予選 ▽B組第7戦 日本2―0中国(27日・埼玉スタジアム)

 FIFAランキング26位の日本代表は同74位の中国を2―0で下し、4連勝。W杯イヤーの初戦を白星発進した。FW伊東純也(28)=ゲンク=が獲得したPKをFW大迫勇也(31)=神戸=が決め、前半13分に先制。以降は好機を仕留められずにいたが、後半16分に伊東が最終予選3試合連続ゴールとなる追加点。全得点に絡む活躍でグループ2位の座を守った。ホーム2連戦の次戦(2月1日)で首位・サウジアラビアに挑む。

 重苦しい雰囲気を振り払ったのは、またしても“金狼”の伊東だった。1点リードの後半16分。途中出場のDF中山がゴール前にクロスを送ると、一瞬の加速で中国DF陣の間に飛び込み、ヘディングでネットを揺らした。「雄太から良いボールが来た。合わせるだけでした」。なかなか奪えずにいた2点目は、再び流れを引き寄せる貴重な一撃となった。

 先制点も絶好調のサイドアタッカーが呼び込んだ。前半13分、DF酒井からのパスに抜け出して放ったクロスが、相手DFの手に当たりPKを獲得した。「酒井くんがボールを持った時に(前方に)スペースがあった。マイナスにチップ気味に上げたら、相手の手に当たった。少しラッキーだったけど、良い時間帯に取れたのは良かった」。今やチームに欠かせない縦への鋭い突破はこの日も健在だった。

 1月上旬に新型コロナウイルスに感染。合宿中のオンライン取材では「練習はそんなにできなかった。自分のパフォーマンスには納得していない」と本調子でないことを明かしていたが、「麻也くん、トミがいないから負けたと言われないようにしたい」と主力としての覚悟がW杯アジア最終予選での3試合連続ゴールに結びついた。

 2016年にマークしたMF原口元気の4戦連発に次ぎ、93年のFW三浦知良、97年のFW呂比須ワグナーに並ぶ快記録。「得点するタイプではないので結構自分でも驚いている」と謙遜するが、日本の最終予選での総得点である7得点中、伊東が絡んだゴールは5。呂比須、原口が過酷な最終予選突破へ救世主となったように、その存在感は試合を重ねるごとに大きくなっている。

 W杯イヤーの初戦を最終予選では初の2点差をつけて勝利し、グループ2位の座をキープ。次戦は首位のサウジアラビア相手に敵地で敗れたリベンジマッチに挑む。「次が大事なので皆でやっていこう、という話だった」(伊東)と試合後にピッチ内で円陣を組んだ森保ジャパン。苦しい戦いを制して手にした4連勝、この勢いは本物だ。(種村 亮)

 ◆伊東 純也(いとう・じゅんや)1993年3月9日、神奈川・横須賀市生まれ。28歳。神奈川大を経て15年に当時J1の甲府入団。翌年、柏に完全移籍し、18―19シーズンからベルギー1部・ゲンク所属。日本代表通算30試合8得点。右利き。176センチ、66キロ。家族は妻。

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