過去50年間のプロ野球の名手のベストナインが決まった。昨年、第50回を迎えた「三井ゴールデン・グラブ賞」を記念して行われた「三井ゴールデン・グラブ レジェンズ」の投票結果が27日、発表された。
1972年にスタートした同賞(当時はダイヤモンドグラブ賞)。「―レジェンズ」は文字通りプロ野球の球史に残る名手が勢ぞろいした。各ポジションで3度以上の受賞者を対象にファン投票で決めた。
最多得票は外野手部門のイチローの1万6398票。オリックスで7年、マリナーズで10年と日米通算17年連続受賞者らしく他の選手を圧倒した。外野の2位には日本ハム・新庄監督が選出された。最も競り合いになったポジションは、遊撃手で井端弘和(中日―巨人)が逃げ切った。現役選手では昨年9年連続受賞した菊池涼介が一人だけ入った。贈呈式には代表として井端氏が出席。通算7度受賞の名手は「今まで取ったよりも数十倍、数百倍うれしい」と喜びを語った。