ヒルマニアが選んだプロ野球、守備のベストナインはこうなる…GGレジェンズ発表に寄せて

スポーツ報知
ヒルマニアが選んだ守備のベストナイン

 セ・パ両リーグの守備のスペシャリストを表彰する「三井ゴールデン・グラブ賞」が2021年度で第50回を迎えたのを記念して実施された「三井ゴールデン・グラブ レジェンズ」の投票結果が27日、発表された。歴代の受賞者からファン投票により次のようなベストナインが選出された。

▽投手 桑田真澄

▽捕手 古田敦也

▽一塁手 王貞治

▽二塁手 菊池涼介

▽三塁手 中村紀洋

▽遊撃手 井端弘和

▽外野手 イチロー、新庄剛志、秋山幸二

 今回の企画は米国に倣ったものだ。1957年と歴史の古い米ローリングス社によるゴールドグラブ賞は50周年を記念して07年にオールタイムのゴールドグラブ賞を発表した。9人中8人までが野球殿堂入りを果たしている名選手がそろった中、ドジャースで活躍したW・パーカー一塁手は打撃面が物足りずに殿堂入りしていない。ゴールドグラブ受賞も6回と少なかったが、キース・ヘルナンデスら他のライバルを押しのけて選出された。彼は1974年の1年間だけ南海(現ソフトバンク)でプレー、華麗な守備で日本でも当時のダイヤモンドグラブ賞を受賞した。ちなみに当時、メジャー6年連続でゴールドグラブを受賞していたイチロー選手は18人の外野手の候補の中で7位だった。

 さて、今回実施された日本の「ゴールデン・グラブ レジェンズ」は趣旨は素晴らしいものの、周知されていなかったのか、有効投票数が2万5950票は少なすぎる(米では100万票弱だった)。スマホやパソコンに縁遠い年配の古い野球ファンは知らなかった(実は私も知らなかった)のではないだろうか。そのため、どうしても最近30年間くらいの選手がほとんどだった。

 そこで今回は私がオールタイムと枠を広げて日本プロ野球での守備のベストナインを次のように選んでみた。(実働10年以上)

 ▼投手=桑田真澄のフィールディングも素晴らしかったが、けん制の面まで考えれば7年連続受賞した堀内恒夫だろう。

 ▼捕手=古田敦也を超える選手はいないのではなかろうか。

 ▼一塁=王貞治も捨てがたいが私なら、一塁手の必須条件の一つである背が高い駒田徳広(駒田191センチ、王177センチ)を選ぶ。

 ▼二塁=9年連続受賞の現役、菊池涼介。高木守道もうまかったが、アクロバティックなプレーも軽々とこなす菊池に軍配。

 ▼三塁=レジェンズでも難しい人選となっていたが、全盛時の長嶋茂雄の影に隠れていた三宅秀史を選ぶ。堅実で守備範囲の広い選手だった。

 ▼遊撃=吉田義男を推す。1955年来日したヤンキースの首脳陣が絶賛したプレーをその後も続け、通算9度のベストナイン選出。ゴールデン・グラブがあれば連続して受賞していたはずだ。

 ▼外野=トップは通算12回受賞の福本豊。1974年オールスター戦、1975年日本シリーズの大ファインプレーは球史に残る。日米通算17年連続受賞のイチローも当然。3人目は迷ったが、プロ入りは投手で強肩好守の広瀬叔功を選ぶ。彼も若い時に同賞があったら、連続して受賞していたはずだ。

 いかがでしょうか。是非、みなさんのご意見もお聞かせください。=敬称略=

蛭間 豊章(ベースボール・アナリスト)

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