浦和、選手たちが背番号に込めた思い… レジェンド番号の継承、若き日の初心、愛妻の誕生日

スポーツ報知
1月12日に新体制発表会見を行った浦和の(前列左から)宮本、大畑、岩尾、松尾、馬渡、松崎(後列左から)工藤、木原、犬飼、知念、安居、牲川 (C)URAWA REDS

 浦和は今季、06年以来の優勝を掲げるJ1と3年ぶりのACLに挑む。今月12日には選手背番号を発表。13人が新加入し、MF小泉佳穂、伊藤敦樹、柴戸海、関根貴大の4人が昨季から変更した。現状では、計17人が新たな番号をつけてプレーすることになる。

 毎年、シーズン初めの取材では「背番号に込めた思いは?」と聞くのが、報道陣の中では“お決まり”の質問になっている。レジェンド番号の継承、若き日の初心、愛妻の誕生日…。選手が背負う番号にはそれぞれに込めた思いがあり、印象に残ったものをいくつか紹介したい。

【レジェンド番号の継承】

 ◆3番 MF伊藤敦樹(昨年の17番から変更) 昨季限りで退団したDF宇賀神友弥の番号を受け継いだ。ともに浦和の下部組織、流通経大、浦和と同じ道を歩んだ先輩。宇賀神はSNSで伊藤とのやり取りを明かし、「『3番つけてくれるか?』と聞くと泣きながら、『嬉しいです』『是非背負わせてください』と言ってくれました。敦樹はこれからの浦和を背負って闘っていかないといけない選手だと思います」と思いを託していた。

 ◆8番 MF小泉佳穂(昨年の18番から変更) J2琉球時代にともにプレーした、浦和のレジェンド・小野伸二(現札幌)が長く背負った番号に変更。昨季つけていたDF西大伍が退団し、空いた8番を希望したという。「小学生の頃から8番が好きでした。番号が1桁になると、重圧や責任が増えるとは思いますが、それを背負った上で結果を出す覚悟と少しの自信がありました」

 ◆13 DF犬飼智也(鹿島から新加入) 松本時代にもつけた13番。同じ静岡県出身で「インテリジェンスさが出ていて、賢い選手というイメージがある。自分が好きなタイプの選手でした」と憧れた元日本代表MF鈴木啓太らがつけた番号を背負う。13番は「ワン・サン」と読めるが、浦和の後輩には「ワンさん(と呼ぶの)はやめてと伝えた。ワンくんとか、ワンちゃんにしてと言いました(笑い)」。人柄の良さがにじみ出る28歳CBには、期待しかない。

 ◆14 MF関根貴大(昨年の41番から変更) 海外から復帰した19年夏に「14をつけたかったけど、(FW杉本健勇がつけて)空いてなかったので41にした」という関根。クラブのレジェンド・平川忠亮氏(現浦和コーチ)が長年背負った番号に変え、「14番は恐ろしい番号。今年1年、すごい大事になる。14番をつけて変なプレーはできない。しっかり自分の番号にできるように、結果を残していきたい」と決意は大きい。

【若き日の初心】

 ◆19 MF岩尾憲(徳島から新加入) 日体大から湘南入りしたプロ1年目の番号を背負う。33歳ボランチは「謙虚にひたむきに、今一度しっかり見つめ直して再出発しようという決意から19番にさせていただきました」。17年から4年間、徳島で指導を受けたリカルド・ロドリゲス監督とのタッグでJ1制覇を目指す。

【愛妻の誕生日】

 ◆33 MF江坂任(柏から加入した昨季から継続) 昨年6月の加入会見時には背番号について「特に大きな理由はない。ゾロ目だったということ」と多くを語らなかったが、今月25日に「奥さんの誕生日が3月3日だったので、33番にしました」と明かした。「食事の面も含めて、一番サッカーに集中できる環境を作ってもらっている。本当に感謝してます」。愛妻のサポートを力に、リーグ優勝へ活躍を狙う。

 ちなみに、今季の新ユニホームの販売枚数は、1位が小泉、2位が関根、3位がFWキャスパー・ユンカー(27日現在)だという。関根は21日の取材対応時に「(1位の小泉とは)ビックリするくらい差があるらしいので、1位を目指すのはあきらめました」と笑い飛ばしていた。昨年初めは、1位がFW興梠慎三(札幌に期限付き移籍)、2位はMF阿部勇樹(昨季限りで引退)だった。“2トップ”が不在となり、新加入や番号変更が多い今季は売上げの動向に大きな変化が起きそうだ。

 新たな番号に熱い思いを込める選手、そのユニホームを着て応援するファン・サポーター…。新型コロナ禍で埼玉スタジアムが満員で埋まるのはまだ先となりそうだが、新ナンバーがあふれる新鮮な光景にも注目したい。(浦和担当・星野 浩司)

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