【根岸S】ヘリオス、武豊をうならせる抜群の切れ披露「めちゃめちゃ乗りやすい」重賞初制覇決める

スポーツ報知
ヘリオス(左)は武豊をうならせるシャープな伸びを披露

◆根岸S追い切り(26日、栗東トレセン)

 第36回根岸S・G3(30日・東京=1着馬にフェブラリーSへの優先出走権)出走馬の最終追い切りが26日、東西トレセンで行われた。重賞初制覇を狙うヘリオスは、栗東・CWコースのラスト2ハロンでいずれも11秒台のシャープな伸びを披露。鞍上の武豊騎手(52)=栗東・フリー=をうならせた動きを、水納愛美記者が「見た」。

 重賞ホースではないことを何度も確認した。栗東・CWコースで最終追い切りを行ったヘリオスに目がくぎ付けになったからだ。重賞が壁になっていた馬とは思えない無駄のないシャープな脚さばきで、6ハロン81秒0―11秒4の好時計をマーク。初コンタクトを取った武豊騎手が「聞いていた通り、めちゃめちゃ乗りやすい」と絶賛した言葉にも心を動かされた。

 ダノングリスター(6歳3勝クラス)を内から3馬身半追走。力みのない走りでも差を縮めていき、直線半ばで横に並ぶと勢いよくスパート。武豊が手綱を押すごとに、四肢の回転速度をぐんぐん上げていった。その加速ぶりは、まるで前半とは“別馬”のよう。しまい2ハロンはともに11秒台と抜群の切れ味を披露し、1馬身先着。寺島調教師も「良かったと思います。時計的には十分」と手応えを得ていたほどだ。

 レジェンドの言葉からも操縦性の高さが伝わる。「オレが根岸Sを勝ったことないらしいけど…。あれならオレでも乗れる」とユタカ節で笑わせたが、「楽に動いているし、状態は良さそう。ラストの伸びもいいし、特に気になることはないですね」と満足そうな表情。言葉の端々から状態面の良さも確認できた。

 逃げの戦法を確立してから、同舞台のオープン特別を2連勝中。最も波に乗っている一頭と言える。トレーナーは「予定通りにうまく来られた。次(フェブラリーS)のことはそんなに考えていない」と目いっぱいの仕上げで臨む構えだ。重賞の壁を突破し、待望の初タイトルをつかむ可能性を感じずにいられなかった。(水納 愛美)

 ◆武豊とダート重賞 現在、JRAのダート重賞は年間で15レースだが、根岸Sを含めた3レースが未勝利。ただ、3つの中でカペラSは08年、みやこSは10年に新設された重賞で、カペラSに至っては阪神JFと同じ日に開催されることが多いために騎乗すらない。今回の勝利でマジック「2」とすることができるか。また、武豊のJRAダート重賞は37勝。最多勝がアンタレスSの6勝で、フェブラリーSの5勝が続いている。

競馬

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×