新大関・御嶽海、伝達式を終えて安堵「一生に一度のことなので緊張しました」

スポーツ報知
大関昇進の伝達を受け、会見に臨む御嶽海(代表撮影)

 日本相撲協会は26日、大相撲初場所が行われた東京・両国国技館で臨時理事会を開き、関脇・御嶽海(29)=出羽海=の大関昇進を満場一致で承認した。同日、都内・出羽海部屋で昇進伝達式が行われた。会見で「大関」と呼ばれ、表情を崩した御嶽海は「だいぶ緊張しました。一生に一度のことなのできちんと言えるかどうかということで、緊張しました」と一息ついた。

 感謝と決意を込めた。午前9時39分、全会一致の推挙が伝えられると、両方の手の平を地に着けた。「謹んでお受けいたします。大関の地位を汚さぬよう、感謝の気持ちを大切にし、自分の持ち味を生かし、相撲道にまい進して参ります。本日はありがとうございました」。直前の緊張した様子とは一転、落ち着いた声でよどみなく言いきった。新大関が誕生した。

 口上の「感謝」については「中学校の恩師(安藤均先生)に『感謝の気持ちを忘れないで、相撲を取りなさい』というのを大学に行っても、プロに来ても言われ続けたことなので、その恩師の言葉を取りました」と説明した。「自分の持ち味を生かし」については、「(母校・長野の福島)中学校の石碑に、出羽海部屋の28代・木村庄之助さんの『自分の持ち味を生かせよ』という言葉が刻まれていて、それを使いたかった」と明かした。

 伝達式には母・マルガリータさんと父・春男さんも駆け付け、晴れの会見を共にした。父は「本当にうれしく思っております。親方始めおかみさん、部屋の親方衆、大きな出羽海会の皆さんに大きく育てていただきまして、本当に感謝しております。(これからも)自分の相撲を取って頑張ってほしい」。23日の千秋楽は会場の国技館で観戦した母は「(大関昇進は)すごくうれしい。これからもケガしないように祈ってます」と願った。

 長野県では雷電以来227年ぶりの大関誕生。偉大な先輩については「ちょっと雲の上の存在過ぎるので、自分がその後というのは荷が重たいなと思いますね」と苦笑い。21年間の土俵人生で生涯10敗の伝説がある雷電については、幼少期から知っており、「雷電さんの大関が一番強いと思っていた。小学校の時に横綱より大関になりたいと言っていた自分がいたので、目標は達成できたかなと。夢が叶った」と感慨深げだった。

 春場所からは一人横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)、大関は貴景勝(常盤山)、正代(時津風)と3大関になる。期待の新大関は「その中でも一番目立って、まだ一つ上の番付があるので、そこを目指して頑張りたいです。ここからがスタートライン。ようやく立てた。今まで以上に気を引き締めてやっていくしかない」と決意を新たにした。

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