DeNAのドラフト1位・小園健太投手(18)=市和歌山高=に2月のキャンプで特別メニューが組まれることが23日、明らかになった。この日、神奈川・横須賀市の球団施設「DOCK」で行われた新人合同自主トレを視察した斎藤隆チーフ投手コーチ(51)が「『小園プラン』としてやっていくことになる。英才教育もしたいし、無理はさせられないので小園のオリジナルプランになる」と説明した。
将来のエース育成へ―。斎藤コーチが「小園プラン」の一部を明かした。1軍でスタートするキャンプのブルペン入りは「慌てて欲しくないのが正直なところ」と、1クール1度に限定。さらに、エース道を学ぶため一部メニューを今永や大貫ら先発の中心選手と組んで、練習を間近で体感する。
2月中にも実戦登板する可能性についても示唆。斎藤コーチ個人の考えとしながらも「1度はなんかの形でプロのバッターとの対戦があってもいい」と期待した。「短期的なプランだけではなく、彼をどう長い目で見て育てていくかというところもポイント」。18歳の有望株とあって焦りは禁物だが、あらゆる手を尽くしていく考えだ。
小園は初のブルペン入りから一夜明けたこの日、キャッチボールなどで汗を流していた。(安藤 宏太)