浦和DF馬渡和彰、川崎で学んだ“強さ”の哲学語る「イージーミスした選手は浮く。厳しい雰囲気がある」

スポーツ報知
沖縄キャンプでプレーする浦和・馬渡(C)URAWA REDS

 沖縄・金武町でキャンプを行っているJ1浦和のDF馬渡和彰が23日、オンライン取材に応じ、新天地での意気込みを語った。

 徳島時代の17年に指導を受けたリカルド・ロドリゲス監督とのタッグが5年ぶりに復活。「徳島で1年やった感じと大きく変わってない。自分の特長や他の選手の特長を理解して、リカルドのやりたいサッカーを体現していくところでやりやすさを感じている」と印象を語った。

 同監督が恒例としている個人面談を5年ぶりに行った。2度目とあってお互いに「話すことはあまりないね」と笑いあった中、「相手を見てサッカーができるようになって、昔みたいに将棋の香車みたいな選手じゃなくなったよ」と伝えた。「ボランチ脇も(ポジションを)取れるようになった。徳島時代は5レーンの一番外が自分の仕事場だった。今は内側の2番、3番を使えるようになり、(昨季の)大宮だったらゴール前に走っていくシーンが増えた。サイドのレーンだけじゃなくなった」と自身の成長を実感している。

 J3鳥取でプロ入りしてから9年目。J1~J3の全カテゴリーを経験し、浦和で8クラブ目となった。「J1は攻守の切り替え、球際の強さが大きく違う。ただ、スピード感に慣れれば問題ない」と持論。一方で、19年に川崎でプレーした経験を踏まえて「自分の主観で思ったこと」という前提で、J1で優勝争いをするチームの“強さ”の哲学について触れた。

 「川崎の中で僕もイージーなミスが多い選手だったけど、そういう選手はいい意味で浮くんです。それに対して言う人もいない。当たり前にできなきゃいけないことなので、ミスした選手はその空気を感じて自主練もする。選手は置いて行かれてる感を選手は感じる。そのミスに対して『やれよ』という声はないけど、『そんなのもできないの?』という雰囲気になる。止める・蹴る、1対1の対応もそうだし、強いチームは厳しい雰囲気がある。(浦和の)若手の選手も『鬼木監督のサッカーはどんな練習をするんですか?』とか、どん欲に聞きにくる。僕なりに感じたことを伝えていけるのは、チームにプラスにできることもあると思う」

 大宮ではほぼ全試合で右サイドバック(SB)でプレーしたが、浦和では左SBやウィングバックも視野に入ってくる。「右も左もどっちでも遜色なくできる。ボールの持ち方とか多少の違いはあるけど、自分の立ち位置や味方を動かしたりとか相手を見てサッカーができるようになってきた」と自信をのぞかせた。

 昨季は大宮で41試合に出場し、精度の高い右足のキックを武器に2得点7アシストと結果を残した。今季の目標については「数字を出すのは好きじゃない。欲を言えば全部の試合に出たいし、全部の試合で得点やアシストを決めたい」。指揮官のサッカーを熟知する30歳が、J1制覇を目指す浦和に攻守で大きなアクセントになる。(星野 浩司)

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