◆プロレスリング・ノア「HIGHER GROUND 2022」(22日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)観衆456=超満員札止め
プロレスリング・ノアは22日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で「HIGHER GROUND 2022」を開催した。
メインイベントのGHCナショナル選手権で挑戦者の船木誠勝が王者・拳王を3分58秒、スリーパーホールドでギブアップを奪い王座奪取。拳王は4度目の防衛に失敗した。
試合後、マイクを持った船木は「去年から拳王選手、試合していつも刺激をもらっていました。今日は提案があります。拳王選手、俺と組みましょう!今日から俺も金剛に入ります!」と拳王が率いる反体制ユニット「金剛」への加入を宣言した。これに拳王も呼応し握手を交わすと、リング上に登場したGHC王者・中嶋勝彦ら「金剛」のメンバー全員と握手を交わした。
船木は、武藤敬司と丸藤正道が率いる「エムズ・アライアンス」のメンバーだったが「レスラーは仲良しこよしじゃない。丸藤選手とも田中選手とも何年か前の決着つけましょう!やりましょう、また!」と脱退を表明した。バックステージで拳王は船木の電撃加入に「おい!試合では完敗だったけどな。見てみろよ。俺たち金剛と歩みをともにする男…プロレス界で最強の男・船木誠勝だ!おい、俺たちの強い信念に共感してくれて、船木さんが今日金剛に入ってくれた。船木さん。これからよろしくお願いします」と歓迎した。
船木も「よろしくお願いします」と応じると「何回かこの拳王選手、中嶋選手と試合をして、強さがわかりました。去年の11月28日、代々木ですね。あの試合(中嶋と拳王のダブルタイトル戦)を見て、この2人は今のプロレス界のトップだなと感じました。そのトップのいるグループに自分も入って、刺激をもうちょっと強く受けたいなと。そういう気持ちになりました。もうすぐ1年半ですね。ノアに出て、たくさんの刺激をいただいたんですけど、そろそろ変えないと。自分はレスラーってみんな一匹狼だと思ってますんで。そういう意味で、今は…今はですね。今はここにいるのが一番いいと思って、それで入りました。リングで言ったんですけど、これで武藤さんとも試合できるし、丸藤選手、田中選手、望月選手、宮本選手、みんなとやりたいなと思います。で、できれば力を借りて、もう1回倒したいなと思いますね」と意気込みをあらわにした。
続けて拳王が「おい、今の言葉聞いたか?このプロレス界最強の男・船木さんは、俺たちが一番刺激があるんだ!俺と中嶋の試合を見て、共感してくれるんだ!俺たち金剛はな、ノアだけじゃねーぞ。プロレス界でテッペン目指してんだ。その熱い心、強い信念にプロレス界最強の男・船木さんが共感してくれたんだ。おい、船木さんがこれから歩みをともにするんだ。テッペン目指せるだろ?おい、これからはな、俺たち金剛が日本のプロレス界、いや、世界のプロレス界の頂点目指してやっていくからな! これを見ているクソヤローども、これからはな、俺たち金剛に…ついてこい」と令和プロレス革命を掲げていた。
1・22大阪全成績
▼GHCナショナル選手権
〇挑戦者・船木誠勝(3分58秒、スリーパーホールド)王者・拳王●
▼タッグマッチ
〇丸藤正道、田中将斗(20分26秒、スリーパーホールドを切り返して→体固め)杉浦貴、桜庭和志●
▼GHCジュニアタッグ王座決定戦
吉岡世起、〇進祐或(7分39秒、クロスフェースロック)小峠篤司、大原はじめ●
▼6人タッグマッチ
〇潮崎豪、マサ北宮、原田大輔(16分54秒、ショートレンジ式豪腕ラリアット)中嶋勝彦、征矢学、亜烈破●
▼シングルマッチ
〇HAYATA(13分42秒、変型アームロック)
YO―HEY●
▼タッグマッチ
〇キング・タニー、モハメド・ヨネ(9分31秒、ファンキープレス)NOSAWA論外●、鈴木鼓太郎
▼シングルマッチ
△覇王(20分時間切れ引き分け)仁王△