◆フィギュアスケート ▽四大陸選手権 第3日(22日、エストニア・タリン)
女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の三原舞依(シスメックス)が、145・41点、合計218・03点のいずれも自己ベストで、2017年大会以来、2度目の優勝を果たした。コロナ禍で中止となった21年大会を除き、16年大会宮原知子、17年大会三原、18年大会坂本花織、19、20年大会紀平梨花に続き、日本女子が6大会連続で金メダルを獲得した。
三原は、冒頭の3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプから、流れるように次々とジャンプを降りた。後半も3回転ルッツ―2回転トウループ―2回転ループの連続ジャンプを決めるなど、万感の演技を披露。最後のスピンで少しミスは出たものの、自己新の得点が表示されると、両手ガッツポーズ。涙もあふれ出た。「すごくうれしくって。ほんとにもう、うれしくってうれしくって。自分でも分からないくらい、気付いたら泣いてました」と話した。
北京五輪の代表選考を兼ねた昨年末の全日本では表彰台ならず、五輪出場とはならなかった。「全日本の悔しさを克服したい」と挑んだ今大会で見事な優勝。「スピンだけ悔しいんですけど、日本代表として金メダルを持ち帰ることができるのは、ほんとにうれしい。全日本での悔しさを晴らせたかなって思います」と晴れやかな表情だった。
日本女子は、SP8位の松生理乃(中京大中京高)が、142・05点、合計202・21点のいずれも自己ベストで5位。SP12位の横井ゆは菜(中京大)はフリー自己ベストの131・41点、合計185・34点で7位だった。