ブラストワンピースの現役引退が発表されました。新馬戦からコンビを組み、3歳時に有馬記念を勝利。うれしい思いをさせてもらいましたが、自分の中では負けたレースの記憶が残っています。もっとうまく乗って勝てていたら、種牡馬になるという道もあったのではないか―。騎手として責任を感じています。
沈んだ気持ちを救ってくれたのは、たくさんの人からの言葉でした。シルクレーシングの米本昌史代表には「乗馬としてゆっくり余生を過ごすのも、馬には幸せかもしれない」と言葉をいただきました。SNSではファンの方々が温かいコメントを返してくれました。本当に感謝しています。またブラストみたいな強い馬と出合えるように、努力を続けていきます。
土曜(1月22日)は中京で8鞍。新馬戦のブリッツファングは先週金曜の追い切りに騎乗しました。楽に好時計が出て新馬勝ちが狙えるレベル。若駒Sのリューベックはゲート試験も含めて調教に3度乗り、能力を感じました。周りを気にする面があるので、落ち着いて臨めるかがポイントになります。(JRA騎手)
【中京】
(1)モズミツボシ A
(3)ブリッツファング A
(4)フォーチュンテラー B
(5)シウン C
(6)グロースザーゲ B
(9)チェルアルコ C
(10)リューベック B
(12)ヤマカツパトリシアA
※本紙評価、カッコ内はレース番号